2007 Fiscal Year Annual Research Report
Androgenの生殖器以外の作用に関する臨床的研究
Project/Area Number |
19591882
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
伊藤 直樹 Sapporo Medical University, 医学部, 准教授 (60193504)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
舛森 直哉 札幌医科大学, 医学部, 准教授 (20295356)
高橋 聡 札幌医科大学, 医学部, 講師 (30332919)
小林 皇 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (30404669)
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Keywords | 老化 / 男性ホルモン / メタボリック症候群 / 前立腺癌 / 骨粗しょう症 |
Research Abstract |
本研究を開始するにあたり、札幌医科大学倫理員会の承認と札幌医科大学医学部附属病院IRBの承認を得た。また、研究参加者からは文章による同意を得て研究を開始した。 現在までに研究の参加に同意が得られた参加者の平均年齢は73.4歳であった。今後の変化を見ていく各検査値の研究開始時の基礎データの平均値は以下のとおりである。テストステロン:5.32ng/ml、遊離テストステロン:9.64pg/ml、DHEA-S:75.0μg/dl、エストラジオール:22.8pg/ml、SHBG:66.3nmol/L、ACTH:26.5pg/ml、TSH:1.66μIU/ml、GH:0.59ng/ml、cortisol:12.1μg/dl、T3:1.1ng/ml、T4:8.4μg/dl、freeT3:3.2pg/ml、freeT4:1.3ng/dl、IGF-i:102.2ng/ml、アディポネクチン:11.3μg/ml、BAP:32・6U/L、補正DPD:5.0nmol/mモル.CRE、補正NTx:29.5nmolBCE/mmol.CRE、血糖:107.2mg/dl、インスリン:12.9μIU/ml、レプチン:4.4ng/mlであった。これらの値は今後の研究の基礎値となる重要なデータである。今後、この値からボランティア群と前立腺癌内分泌治療群との間に同様な変化が起こるか、変化に違いができるのか経過を追っていく予定である。 日本においては、前立腺癌で内分泌療法中である天皇陛下が骨粗鬆症の恐れがあるとの報道がなされこともあり、この分野に対する関心が、医療従事者だけでなく一般の国民の間でも高まっている。今後の研究結果が非常に重要となることが再認識されることとなっている。
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Research Products
(4 results)