2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19591939
|
Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
西川 博 Nagoya City University, 大学院・医学研究科, 助教 (00347410)
|
Keywords | 子宮体癌 / 分子診断 |
Research Abstract |
子宮体癌・正常子宮内膜の新鮮凍結標本から抽出したRNAを使用し、改良型Serial Analysis of Gene Expression (SAGE)法によって、各11000個以上のmRNAを1つずつ読み上げ解析した。各々のmRNAによる遺伝子発現プロフイールを作製した。この遺伝子発現プロフイールをコンピューターにより解析し、それぞれ子宮体癌・正常子宮内膜のプロフイールの差異を比較した。その上で、2つの組織間で発現量に大きな差のある遺伝子配列を約40個拾い上げ、インターネットデータベース上で検索をして表出する遺伝子確認した。不適当なものを除いた約40個の候補遺伝子のプライマーセットをそれぞれ作製し、子宮体癌と正常子宮内膜組織各5検体をreal-time quantitative RT-PCR法を用い、各候補遺伝子の発現量の差異を確認し、候補遺伝子を選定し、各候補遺伝子用にさらにプローブを作製した。子宮体癌、子宮内膜増殖症(特に複雑型異型内膜増殖症)、および月経周期を4期に分けた正常子宮内膜組織において、現在作製したプローブをもちいて、RT-PCR法により、mRNAそれぞれの発現量が安定しない。現在は候補遺伝子を変更して、絞り込みを実施している。
|