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2008 Fiscal Year Annual Research Report

生体内組織工学における血管柄付き再生脂肪の研究-1再生脂肪細胞の由来を確かめる

Research Project

Project/Area Number 19592076
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

橋本 一郎  The University of Tokushima, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 准教授 (70314870)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中西 秀樹  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (90164235)
山野 雅弘  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (00380048)
松尾 伸二  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (60437639)
Keywords生体内組織再生 / 脂肪由来幹細胞
Research Abstract

組織や臓器を研究室や工場の培養室で創り出す組織工学Tissue Engineeringは、すでに培養皮膚や培養軟骨に応用され臨床で患者に使われ始めている。しかしながら、多くの器官や臓器は複数の細胞からなる複雑な構造を持っていることと組織への血行が必要であるため、現在のTissue Engineeringの手法を用いてシャーレの中で作ることはできていない。そのため、組織や臓器を生体内で再生させるin situ Tissue Engineeringの研究も散見される。生体の複雑な構造がいかに形成され維持されているのかは、分子生物学的なメカニズムの解明が行なわれているにも関わらず、依然よくわからないのが現状である。生体が持っている再生と維持のメカニズムを全体として利用して組織を再生させることをめざしているのがin situ Tissue Engineeringである。
さらに複雑な構造を持つ組織には血行が必要であるが、再生臓器に血行を付加することは生体内で組織を再生させることが不可欠であると考えられる。脂肪細胞は血行が保持されなければ移植できない組織であることは形成外科的には常識であるが、顔面半萎縮症や乳房切除術後の患者をはじめとして整容的に脂肪移植を必要とすることものは多い。
マウスの大腿にチャンバーを取り付け、チャンバー内に再生される組織をさらに検討した。現時点では組織の形成状況は良好ではなく、改善を重ねる必要がある。一方、患者脂肪細胞からの体性幹細胞の分離には成功したが、継代培養が困難でチャンバー内に移植することは難しい状況である。更なる研究が必要と考えられた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] Neovascularization in an arterio-venous loop-containing tissue engineering chamber : role of NADPH oxidase.2008

    • Author(s)
      Ichiro Hashimoto
    • Journal Title

      Journal of Cellular and Molecular Medicine 12(5B)

      Pages: 2062-2072

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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