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2007 Fiscal Year Annual Research Report

ブリッジ支台歯の歯根破折防止のための補綴物に関する力学的検討

Research Project

Project/Area Number 19592221
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

小林 國彦  Hokkaido University, 北海道大学病院, 講師 (20142739)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 黒江 敏史  北海道大学, 大学病院, 助教 (10333618)
Keywordsブリッジ / 歯根破折 / 支台築造 / 応力解析 / 有限要素法
Research Abstract

国内外において支台築造された無髄歯における歯根破折の問題は種々検討されているが、支台築造材料、あるいはポストの材料などの比較検討が中心である。しかし、これらの議論はあくまでも生活歯に対して歯髄保護と嵌合効力による維持力を得るために考えられた従来型の歯冠補綴物を失活歯に装着するための支台築造についての議論である。
そこで、研究代表者はこれまでに、接着を維持力として用いることによって、従来型の支台歯形態にとらわれず、残存歯質の保護を主眼においた歯冠補綴法について、長年研究を行ってきた。本研究では支台歯に加わる咬合力がさらに複雑になるブリッジを対象に同様の研究を行うことを目的としている
平成19年度に行った研究は、給付の決定が10月であったこともあり、研究の主体となる有限要素法解析装置1式の納入が平成20年1月となってしまい、予定よりも遅れている。また、使用する有限要素法ソフトウェアが以前使用していたANSYSではなくMarcを使用することになったため、現在、ANSYSで使用した3次元モデルのデータをMarcに移行する作業を行い、新しいソフトイウェアへの習熟を図っている。
本研究のテーマであるブリッジの応力解析については19年度に従来型ブリッジの3次元モデルを作成し、応力解析を行う予定であった。モデルの作成は抜去歯ではなく、精密歯牙模型を用いて、これを樹脂包埋後、1mm厚でスライスし、外形をプロットしてモデル作成を行う方法に変更した。現在、その作業を行っている。ブリッジの欠損モデルは第1小臼歯欠損で犬歯と第2小臼歯を支台としたモデルについて作業を進めている。
平成20年度は従来型ブリッジについてブリッジと支台築造の材料を種々設定して、応力解析を行い、その後、実験的支台歯形態についてブリッジの支台に使用した場合の歯根破折防止効果について検討を行う予定である。

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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