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2007 Fiscal Year Annual Research Report

振動フィードバック刺激を用いたブラキシズム治療法

Research Project

Project/Area Number 19592230
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

馬場 一美  Showa University, 歯学部, 教授 (80251536)

Keywordsブラキシズム / スプリント
Research Abstract

本年度は,スプリント内蔵圧センサ(ピエゾフィルム)・振動子,検出装置,記録装置,刺激発生装置から構成されるブラキシズム抑制システムを製作し,システムが稼働することを確認した後,振動子,内蔵圧センサの小型化を図った。さらに,終夜記録されるブラキシズム測定データ解析用の専用ソフトウェアの開発に着手した.また,本ソフトウェアの開発・動作確認のために設置した専用のパーソナルコンピュータとは別途,次年度以降に収集されるデータを蓄積し解析を行うパーソナルコンピュータも合わせて設置した.ソフトウェアの基本構造はブラキシズムイベントに関連した区間の咬筋EMGシグナルを自動選択しグラフィックディスプレー上に表示し,これらの区間の中でアーチファクトシグナルと判断される区間についてはツマニュアルで験者が除去することができる仕様となっている.また,個人情報を保護する観点から,ソフトウェアは前述のデータ処理専用PC上でのみ運用可能で,なおかつ験者はあらかじめ発行されたIDとパスワードを入力することによりデータにアクセスできる仕様を次年度に付加する予定である.
ソフトウェアの基本構造が完成後,American Academy of Sleep Medicine,The International Classification of Sleep Disorders-2に従ってスクリーニングされた,睡眠時ブラキシズム患者2名に研究参加を依頼し,同意の得られた被験者に対してピエゾフィルムと振動子を内蔵したオクルーザル・スプリントを製作し,これらの被験者を対象に,自宅にてブラキシズム終夜記録を行い収集されたデータの解析を行った.本研究結果により振動刺激を用いた本システムは自宅環境において患者自身が使用することができることが確認され,また,ブラキシズム終夜記録1夜分のデータ解析時間は約5分であり,今後蓄積されて行く膨大なデータを効率よく解析できる可能性が示唆され,次年度以降の研究のために必要十分の業績が得られた.

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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