2007 Fiscal Year Annual Research Report
顎関節痛の末梢感作におけるMAPキナーゼファミリー役割
Project/Area Number |
19592330
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Research Institution | Hyogo College of Medicine |
Principal Investigator |
徳永 敦 Hyogo College of Medicine, 医学部, 非常勤講師 (70254521)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野口 光一 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (10212127)
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Keywords | 顎関節 / 疼痛 / MAPキナーゼ / NGF / ATP受容体 |
Research Abstract |
「末梢感作」に同期したMAPKのリン酸化と、自発痛ではなく動作に伴う疼痛を特徴とする顎関節の疼痛の関連に着目した研究であり、目的としては顎関節痛モデル動物において1)痛みを起こす刺激がMAPKを活性化するのか。2)MAPKは末梢で何を標的としているのか、さらに3)MAPKを末梢で阻害することで顎関節痛を改善し得るのか、を解明しようとしている。現在、顎関節痛モデル動物におけるMAPKの活性化の検討するために、各種起炎剤(complete Freund's adjuvant:CFA,フォルマリン,カプサイシン)を用いて、顎関節局所の炎症モデルを作成し、滑膜や軟骨での末梢神経終末でMAPK(ERK,p38,JNK)のリン酸化を検討している。また、麻酔下で炎症モデル動物で顎関節運動を行い、それによって誘発されるリン酸化MAPKを免疫組織化学により確認し、炎症状態での発現と比較して定量化している。MAPKのリン酸化は、短いタイムコースで推移することが予想されるので(Dai., et. al.J.Neurosci.2002 22:7737-45.)、モデル作成から刺激によって誘発されるリン酸化のタイムコースを詳細に検討し、定量する予定である。 また、末梢の炎症に伴うMAP kinaseファミリーの解析として、ERK5の動態を末梢炎症モデルを用いて解析した。末梢組織の炎症時におけるERK5の動態・関与に関しては昨年のJ.Neurochemに発表した。
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Research Products
(17 results)