2007 Fiscal Year Annual Research Report
3方向効果のある透析看護職向け患者教育学習システムの開発と評価
Project/Area Number |
19592481
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
岡 美智代 Gunma University, 医学部, 教授 (10312729)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川村 佐和子 青森県立保健大学, 健康科学部, 教授 (30186142)
村上 みち子 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 教授 (80219906)
山名 栄子 福岡県立大学, 看護学部, 助手 (40438312)
佐名木 宏美 群馬大学, 医学部, 助教 (20434673)
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Keywords | 患者教育 / 医療コスト / 看護学習システム / 透析看護 / 腎不全看護 / 行動変容 / 慢性疾患 |
Research Abstract |
本研究の目的は、患者、看護職、医療コストという3方向に効果のある、透析看護職向けの患者教育プログラムを学ぶための学習システムの開発と評価であるが、本年度は次のように研究を行った。 1.患者に関する研究は、透析患者向けの患者教育プログラムであるEASEプログラムの事例研究を実施しその効果を確認した。また開発過程と実施状況、ならびに今後の展望についてまとめた。メタ分析などによる行動変容プログラムに関する患者側効果についても原稿を執筆して現在校正を行っている。さらに、患者のレディネスを把握できるツールをEASEプログラムにくわえるため、レディネスに関する文献検討を行った。今後は、EASEプログラムをさらに使いやすくするためにさらなる開発を行いたい。 2.看護職に関する研究は、患者教育に関する文献検討ならびに概念を分析している。今後は透析看護職に必要な教育の資質を明らかにし、それを高めるような効果指標の検討と学習システムの開発を行う。 3.医療コストに関する研究は,まず,経済性の検証の仕方についての文献研究を行った。そして,透析患者の教育プログラムの経済性に関する文献研究を行った。これは,経済性に優れた患者教育プログラムを見いだすために,国内外の文献のナラティブレビューを行い,プログラムの目的,内容と実践,患者への効果,経済性について明らかにしたものであり,現在投稿中である。今後は,現在行われている教育について実態調査を行い,費用効果について明らかにする。その後,EASE プログラムとの費用効果を比較する。
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Research Products
(21 results)