2007 Fiscal Year Annual Research Report
母乳外来における褥婦への母乳育児支援の有用性の検証
Project/Area Number |
19592494
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
葉久 真理 The University of Tokushima, 助産学専攻科, 教授 (50236444)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
富安 俊子 徳島大学, 助産学専攻科, 准教授 (50284815)
竹林 桂子 徳島大学, 助産学専攻科, 助教 (20263874)
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Keywords | 母乳育児 / 母乳外来 / 経済効率 / ケア満足度 / 母乳育児予測ツール |
Research Abstract |
本研究の目的は、母乳外来における母親への母乳育児支援の有用性を検証することである。 1.産後2週間での母乳外来受診状況 調査施設で出産した母親の95.7%が、母乳外来を受診していた。 2.母乳外来受診者と非受診者での、産後1カ月での母乳育児率の違い 現在(2007年度)、95.7%の母親が母乳外来を受診していることから、2002〜2004年の調査(母乳外来を実施していない)結果と比べてみると、2002〜2004年では、産後1カ月での母乳育児率は、母乳のみ51.0%、混合・人工49.0%だったものが、2007年度では母乳のみ77.8%、混合・人工22.2%と、母乳外来開設後、母乳のみの育児率は上昇している。 3.母乳外来での助産師のケア内容と費用 助産師のケア内容は、「母乳育児継続支援」「精神的安定」「子育て全般への支援」であり、これに支払う受診料は、約半数が高いと感じており、ほとんどの者が、受診料は安い方が良いと思っている。 今後、ケアへの期待と満足度、ケア時間などと受診料の妥当性を検討し、母乳外来における母親への母乳育児支援の有用性を検証していく。
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