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2008 Fiscal Year Annual Research Report

思春期若年化時代の子どもの保健行動因果モデルの構築

Research Project

Project/Area Number 19592532
Research InstitutionTohoku Fukushi University

Principal Investigator

田邊 惠子  Tohoku Fukushi University, 総合福祉学部, 教授 (80107797)

Keywords思春期 / 保健行動 / 自己効力感 / ソーシャルサポート / 自尊感情 / 因果モデル
Research Abstract

思春期の低年齢化の進む中で、子どもの保健行動に変化を明らかにするために、15年前と現代の子どもの保健行動、保健行動規定要因について比較検討した。対象は小学4年〜中学3年で、1993年455名、2008年461名である。調査内容は子どものHealth Locus of Control尺度,保健行動実行、保健行動自律性、健康価値の順位づけで、各要因の1993年/2008年・学年・性別の3要因分散分析による統計的検討を行った。その結果,保健行動実行は中学1年、2年、3年1993年が2008年より有意に高かった。保健行動自律性は中学1、2年、3年で2008年が1993年よりも有意に高かった。保健行動影響要因一つHealth Locus of Control尺度の内的統制は小学4年と中学2年において1993年が2008年より有意に高かった。他者統制は小学5年,6年,中学1年,中学2年では2008年が1993年より有意に高かった。2008年では健康を価値順位3位、4位以下が多く,1993年では1位、4位以下が多かった。2008年よりも1993年の子どもは健康価値を上位に置く者が多かった。
次に2008年調査の子どもの保健行動規定要因間の因果関係を解明するために、構造方程式モデリング(共分散構造分析)を適用して、保健行動とパーソナリティ要因(Health Locus of Control尺度、自己効力感、自尊感情)、健康関連要因(健康価値、保健行動意思、健康知識)、ソーシャルサポート要因(ソーシャルサポート、サポート源別サーシャルサポート)、属性との因果関係を検討した。その結果,保健行動実行および自律性を規定するのは,パーソナリティ特性のうち自己効力感,HLC,健康価値,友人によるサポート,母親によるサポートであることが明らかとなった。

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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