2007 Fiscal Year Annual Research Report
ハイリスク児の親子教育プログラムと子育て支援ネットワークの開発
Project/Area Number |
19592614
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Research Institution | Seirei Christopher University |
Principal Investigator |
大城 昌平 Seirei Christopher University, リハビリテーション学部, 教授 (90387506)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯嶋 重雄 浜松医科大学, 附属病院, 講師 (00339144)
福永 博文 浜松学院大学, 現代コミュニケーション学部, 教授 (30350911)
藤本 栄子 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 教授 (80199364)
小島 千枝子 聖隷クリストファー大学, リハビリテーション学部, 教授 (20387509)
中路 純子 聖隷クリストファー大学, リハビリテーション学部, 講師 (50387510)
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Keywords | ハイリスク児 / 発育・発達 / 育児支援 / デベロップメンタル・ケア |
Research Abstract |
本研究は,浜松医科大学周産母子センター,浜松市県西部医療センターの医療機関と本学の小児医療・福祉分野に携わるコメディカルの教員(小児発達・育児支援組織)が連携し,低出生体重などで出生したハイリスク児の発育・発達の支援と,両親の育児支援を目的とした親子教育プログラムの開発を通して,地域での家庭教育支援を図ることを目的とした子育てネットワークを構築することを目標とした研究である。 本年度は浜松医科大学周産母子センター,および浜松市県西部医療センター新生児科で管理された低出生体重などで出生したハイリスク児の退院後の発達と育児の状況を把握するために,管理された児と家族を対象として、1)子どものアセスメントとして,身体発達,乳児行動評価,認知運動の発達状況、2)親子の関係性については,母子相互作用,愛着関係の評価,母親の育児状況やストレス,不安,健康状態(健康障害の有無、受診、睡眠),満足度,ソーシャル・サポートについて調査を行った。その結果、出生早期から、育児支援を中心に親子の関係性を支援することを目的とした"family centered intervention"と、退院後の継続的な子育て支援が重要であると考えられた。また,仁志田博司教授(東京女子医科大学母子総合医療センター)の協力を得て,Dr. Alsによるデベロップメンタル・ケアセミナーを開催(2007年7月4-5日)し,デベロップメンタル・ケアの理論と実践の理解を深め,出生後早期からのデベロップメンタル・ケアの重要性を認識した。このような結果をもとに、NICU(新生児集中治療室)でのディベロプメンタルケアと退院後のフォローアッププログラムの開発、および家庭教育や育児支援に関連した講演会の開催、図書(育児冊子)の出版など,子どもの発達支援と親子教育プログラムの開発と実施を20年度の計画とした。
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Research Products
(4 results)