Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤本 栄子 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 教授 (80199364)
小島 千枝子 聖隷クリストファー大学, リハビリテーション学部, 教授 (20387509)
中路 純子 聖隷クリストファー大学, リハビリテーション学部, 講師 (50387510)
池田 泰子 聖隷クリストファー大学, リハビリテーション学部, 助教 (90387514)
水池 千尋 聖隷クリストファー大学, リハビリテーション学部, 助教 (60387511)
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Research Abstract |
本研究は,浜松市県西部医療センターの医療機関と本学の小児医療・福祉分野に携わるコメディカルの教員(小児発達・育児支援組織)が連携して,低出生体重などで出生したハイリスク児の発育・発達の支援を目的としたディベロプメンタルケアの開発と,両親の育児支援を目的とした親子教育プログラムを開発し,地域での医療と家庭での育児支援を図ることを目的とする。 平成20年度は、浜松医科大学周産母子センター,および浜松市県西部医療センター新生児科で管理された低出生体重などで出生したハイリスク児の退院後の発達と育児の状況を把握するため,管理された児と家族を対象として発達の予後調査,および育児状況などの調査を行った。それに基づき,平成21年度は,浜松市県西部医療センター新生児科で管理された低出生体重などで出生したハイリスク児を対象として,NICU(新生児集中治療室)での発達評価,ディベロプメンタルケア(Developmental Care: DC),および発達および育児指導のプログラムを立案,実施した。また,地域社会における育児支援の専門家の役割を啓蒙する活動として,「第11回世界乳幼児精神保健学会世界大会」(横浜、2008年8月1-5日)において,乳幼児の行動発達研究や子育て研究で世界的に著名なブラゼルトン博士(ハーバード大学名誉教授)による来日記念講演会「こころを育む育児と育児支援のタッチポイント」を開催した。さらに,発達ケアの専門的な知識と技術の教育のため,ケアに携わる専門家向けのテキストとして「新生児理学療法」を編集し,出版した(東京,メディカルプレス社)。また,専門職者およびご家族から要望のあった低出生体重児の育児支援のための参考図書「小さく生まれた赤ちゃんの発達ケアと育児(仮)」を執筆し,平成22年度の刊行に向けた準備を行った。
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