2008 Fiscal Year Annual Research Report
大学内ステークホルダー間調整視点からの評価-機能モデルの研究
Project/Area Number |
19601011
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Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
重本 直利 Ryukoku University, 経営学部, 教授 (60154209)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
細川 孝 龍谷大学, 経営学部, 教授 (00300252)
望月 太郎 大阪大学, 大学教育実践センター, 教授 (50239571)
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Keywords | 大学評価 / ステークホルダー / 機関機能 / 大学経営 / 調整 |
Research Abstract |
2年目にあたる本年度は「大学内ステークホルダー間調整視点」についての研究および調査を行った。その成果は次の5点である。1.5月に韓国調査を「現代韓国社会と大学改革・評価の取り組み」のテーマの下に実施した。全南大学校で開催された大学改革・大学評価に関する韓日シンポジウムに参加・報告を行った。また、全南大学校、私立大学関係者、非正規教授労組関係者、大学職員関係者にインタビューを行い、「大学内ステークホルダー間調整」について貴重な資料・情報を得た。2.「大学評価の基本概念(キーワード)」の検討を行い用語の整理を行った。3.「日本の大学政策と大学評価」、「米国におけるアクレディテーションの基本概念の検討」、「高等教育政策の動向と教育行政関連基本概念(キーワード)の検討」を行った。4.EU(ドイツ他)調査を9月に実施し、大学内ステークホルダー間調整視点として教員、研究員(職員)、学生(院生)の立場からのインタビューを行うことができ、また「評価-機能」の関連情報・資料等も入手した。また、これとの関連で各大学の施設・設備等を調べることができた。さらに、ドイツ連邦政府、州政府、大学、評価機関の相互関連についても新たな情報および関係者の見解を聞くことができた。5.日本国内の大学および認証機関での評価の取り組みのインタビュー調査を実施した。以上の成果から2年目の研究の成果の一部として、大学評価学会第6回全国大会において重本直利が「PDCAサイクルは大学評価に適合するか」)の報告を行った。また、中道眞(研究協力者)が「調査記録・大学評価に関する韓国調査記録」(『大学評価学会年報』第5号所収)において、重本直利が『大学経営学序説』(晃洋書房)において成果の一部の公表を行った。
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Research Products
(3 results)