2008 Fiscal Year Annual Research Report
ネバー・ダイ・ネットワーク : 環境の悪化に耐えて稼動するネットワークを目指して
Project/Area Number |
19650007
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
白鳥 則郎 Tohoku University, 電気通信研究所, 教授 (60111316)
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Keywords | 高信頼性ネットワーク / インターネット高度化 / 新世代ネットワーク / ネットワーク情報収集 / ネットワーク管理 |
Research Abstract |
本年度は, 19年度の研究成果を基に(A), (B), (C)についてさらに詳細化の検討を深めると同時に, 新たに(D)と(E)の研究を開始した。本年度の具体的な研究成果は以下のとおりである. 1. テーマ(A) : ネットワーク情報の高精度リアルタイムでの収集技術 ネットワーク情報の収集技術の詳細化を進め, 可視化技術も検討し, 利用者に分かりやすい状況を表示することも含め収集技術の高度化を行った。 2. テーマ(B) : (A)に基づいたNDNのモデルとアーキテクチャ NDNの具体的なモデルの構成とアーキテクチャの詳細設計を進めた。 3. テーマ(C) : NDNの制御・管理技術 (A)の成果を用い, NDNの自律的な制御・管理技術の詳細化を進めた。 4. テーマ(D) : 評価用アプリケーションの開発 (A)-(C)の成果を用いてアプリケーション開発に向けた検討を開始した. 5. テーマ(E) : NDNの構成法と総合評価 (A)-(D)の成果を統合し, 総合評価に向けた検討を開始した。 本年度は特にテーマ(D)の推進に力を入れた. 具体的には, インターネット上で動作するネットワーク管理システムをベースとし, テーマ(A), (B), (C)の成果をもとに, 自律的な制御・管理の検証用プログラムを開発した. また, 近い将来発生が予想される宮城県沖地震など, 実際に発生する災害時のコミュニケーションやネットワーク障害をモデル化し, 実際の災害発生時における動作を具体的に検討した。また開発したプログラムをもとに, インターネット上におけるシミュレーション実験を行う際の構成についての検討を開始した。以上の成果を、国際会議や国内学会等で発表した。以上より本研究は、ほぼ計画通りの進捗であると言える。
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Research Products
(6 results)