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2007 Fiscal Year Annual Research Report

漫才の<笑い>に潜むオープンコミュニケーション構造の記述とモデル化

Research Project

Project/Area Number 19650045
Research InstitutionTokyo University of Technology

Principal Investigator

飯田 仁  Tokyo University of Technology, メディア学部, 教授 (20350506)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岡本 雅史  東京工科大字, 片柳研究所, 客員准教授 (30424310)
大庭 真人  東京工科大字, メディア学部, 助教 (20386775)
榎本 美香  東京工科大字, 片柳研究所, 嘱託研究員 (10454141)
Keywords漫才 / 笑い / オープンコミュニケーション / モデル化
Research Abstract

平成19年度は、市販されている漫才のDVDのうちベテラン漫才師1組・若手漫才師コンビ1組の映像・音声情報を用いて、漫才師の視線および姿勢が聞き手である観客に対し、ボケ役とツッコミ役でそれぞれどのように割り振られるかを分類し、そのパターンについて考察しモデル化を行った。視線と姿勢が不一致の場合、視線が直接の発話の受け手を指向するのに対し、姿勢が発話の真の受け手である観客をより指向するというオープンコミュニケーション構造を記述する上で端緒となる知見を得ることができた。これはエージェントを用いた教育システムなどへの適用が可能であり、エージェント分野の研究にも寄与しうるものである。
さらに、当大学のホールにて若手新人のお笑い漫才師に、観客がいない条件および観客がいる条件とで実際に収録を行った。さらに立ち話およびインタビューの映像も収録し、漫才に特有の立ち位置や間などについてのデータを収集した。これら予備的なデータ収集に加え、芸能プロダクションより推薦を受けたプロの若手漫才コンビ2組に観客がいない条件といる条件でそれぞれ2本ずつ漫才を行ってもらい、映像・音声データを収集した。この際、観客も50名規模で行いより通常の漫才口演に近い条件で収録することができた。このように本年度後半は翌年度、漫才師間のインタラクションや、観客の反応、漫才師と観客とのインタラクションといった側面からオープンコミュニケーションの構造を記述・検討するためのデータを集めることに専念した。

  • Research Products

    (2 results)

All 2007

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 対話型教示エージェントモデルのための漫才対話のオープンコミュニケーション構造の分析2007

    • Author(s)
      岡本雅史, 他4名
    • Organizer
      合同エージェントワークショップ&シンポジウム2007(JAWS2007)
    • Place of Presentation
      沖縄コンベンションセンター
    • Year and Date
      2007-10-29
  • [Presentation] 〈オープンコミュニケーション〉としての漫才対話-参与構造の動的変化を生み出すことばと身体の相互作用2007

    • Author(s)
      岡本雅史, 他2名
    • Organizer
      第20回社会言語科学会研究大会
    • Place of Presentation
      関西学院大学西ノ宮上ケ原キャンパス
    • Year and Date
      2007-09-16

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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