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2008 Fiscal Year Annual Research Report

Closed Kinetic Chainにおける二関節筋抑制現象の解析と臨床応用

Research Project

Project/Area Number 19650149
Research InstitutionKibi International University

Principal Investigator

河村 顕治  Kibi International University, 保健科学部, 教授 (40278974)

Keywords生物・生体工学 / 医療・福祉 / リハビリテーション / 二関節筋 / 閉運動連鎖 / 筋電図 / 大腿直筋 / 神経生理
Research Abstract

1.筋電気刺激によるCKCでの二関節筋機能の解析:健常成人男性19名を対象に椅子座位の状態で大腿直筋、内・外側広筋(以下、広筋群)、内・外側ハムストリング(以下、ハムストリング)にそれぞれ電気刺激を行い足部出力と出力の方向、下肢関節モーメントを計測した。足部出力は広筋群刺激時が他の2群と比較して約2倍であり有意に大きな値を示した。足部出力の方向は床反力ベクトルが広筋群刺激時には股関節と膝関節の中間を、大腿直筋刺激時には股関節の後方を、ハムストリング刺激時には膝関節のすぐ後方を通っていた。これらの結果より、単関節筋である広筋群は出力の大きさに影響するのに対して、二関節筋である大腿直筋とハムストリングは出力の方向に関与していると考えられる。ハムストリングの膝伸展作用については、ハムストリング電気刺激時には股関節レバーアームが膝関節より勝るため股関節伸展が起こり、結果として膝関節は伸展したと考えられる。
2.二関節筋の抑制現象を逆手に利用した下肢トレーニング法の開発:大腿直筋前面に全長に渡って十分な弾力性を持たせたスパッツ状の下肢筋力増強用着衣を開発した。この着衣を突っ張ってCKC運動を行うと、ハムストリングが活性化するだけでなく、下肢全体の筋群がバランスよく活性化される。今回試作した下肢筋力増強用着衣は着用するだけで、歩行や立ち上がりなどの日常生活の中で運動を行うことが可能である。
3.二関節筋の抑制現象を利用したリハビリテーションの開発:ピラティスリフォーマーを用いたCKCトレーニングについてその効果を検討した。インストラクター資格を持つ健常成人男性をリフォーマー上に背臥位に固定し右足で床面に垂直に設置したフットプレートを押す運動を行わせた。表面筋電図では大腿四頭筋とハムストリングのバランス良い収縮が認められたが、膝が伸展するに従いハムストリングの放電が強くなった。

  • Research Products

    (4 results)

All 2009 2008 Other

All Journal Article (2 results) Presentation (1 results) Remarks (1 results)

  • [Journal Article] CKCにおける二関節筋機能を利用した下肢筋力増強用着衣の開発2009

    • Author(s)
      河村顕治
    • Journal Title

      吉備国際大学保健科学部研究紀要 第19号

      Pages: 33-38

  • [Journal Article] ピラティスリフォーマーによるCKCエクササイズ2009

    • Author(s)
      河村顕治
    • Journal Title

      吉備国際大学保健福祉研究所研究紀要 第10号

      Pages: 9-13

  • [Presentation] 筋電気刺激を利用したClosed Kinetic Chainにおける二関節筋作用の解析2008

    • Author(s)
      宮地司
    • Organizer
      第35回日本臨床バイオメカニクス学会学術集会
    • Place of Presentation
      大阪国際交流センター
    • Year and Date
      2008-11-15
  • [Remarks]

    • URL

      http://www.kiui.ac.jp/~kawamura/

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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