2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19650173
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Research Institution | Ibaraki Prefectural University of Health Science |
Principal Investigator |
和田野 安良 Ibaraki Prefectural University of Health Science, 医科学センター, 教授 (70182988)
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Keywords | 障害者スポーツ / 車椅子バスケット / クラス分け / 運動強度 / ホームページ |
Research Abstract |
この研究は2カ年計画であり、平成19年度には、(1)地域で障害者スポーツ発展の中核となる組織を作ることを目的として、茨城県障害者スポーツ研究会を立ち上げた。そのために県内で熱心に障害者スポーツに取り組んでいる人10名で発起人会を作り、障害者と関わりを持つ、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、養護学校教員、障害者スポーツ指導員、広域スポーツクラブ員、などに広く声を掛けて会員を募り、母体となる組織作りをした。(2)茨城県障害者スポーツ研究会を実施し、情報交換をおこなった。(3)茨城県内における障害者スポーツの種目別実施状況を全国の競技団体にアンケート調査を行い、県内の障害者スポーツを行うための方法を調査した。それを基に、実際の茨城県における障害者スポーツの活動状況調査も調査した。(4)大学内に学生を中心とした障害者スポーツのサークルを作り、障害者スポーツ体験を行った。そのなかで、車椅子バスケットボール部が作られた。車椅子バスケはクラス分けが行われ障害の程度に拠らず参加できる花形スポーツで障害者に普及を行った。(5)また、障害者スポーツ団体との交流を行い、地域における障害者スポーツを普及させる為に障害となっている因子を検討した。因子としては参加するきっかけ、場所、指導員の問題が分かった。(6)茨城県内で行われている障害者スポーツは、サッカー(知的、身障)と(視覚)の2種、卓球も(視覚、聴覚)と(身障)の2種、水泳は(障害児)2種と(身障)1種、テニスが(視覚)と(身障)2種、車椅子バスケとボールが(身障)1種、アーチェリーと陸上が(身障)の各1種、柔道(視覚)の1種であった。今後は収集した情報を、ホームページ等で公開し障害者が参加しやすい環境を作っていく予定である。
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Research Products
(5 results)