2007 Fiscal Year Annual Research Report
コロンビア国民文学研究-20世紀前半文芸誌における国民主体の創出をめぐって-
Project/Area Number |
19652033
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
久野 量一 Hosei University, 経済学部, 准教授 (70409340)
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Keywords | 外国文学 / コロンビア / ナショナリズム / ガルシア・マルケス / ラテンアメリカ |
Research Abstract |
研究実施計画の1のとおり,研究基盤の整備のためにノートブックPCおよびプリンターを購入した。予算の制約があり,当初予定していたデジタルカメラとボイスレコーダーの購入はかなわなかった。 研究実施計画のIIおよびIIIのとおり,資料収集と研究者会議参加を目的としたフィールドワークを実施した。 フィールドワークはコロンビア,メキシコ,キューバで行った。メキシコとキューバを含めた理由は,コロンビアの事例と比較対照するためと,本研究実施にあたって重要な人物と面会が可能になったためである。 コロンビアでは当初予定していたコロンビア研究者会議の参加は日程の都合上かなわなかったが,コロンビア・カルタヘナ(ボリーバル工科大学)で研究会を開催してもらい,研究代表者が研究発表を行った。研究者(アルベルト・アベーリョ,アリエル・カスティーリョ,オスカル・コリャソスら)と意見交換を行い,専門的知識の提供を受けた。このとき,次年度(2008年度)コロンビアで開催される研究講座での研究成果の公表の依頼を受けた。 またキューバでは現地研究者トマス・フェルナンデス・ロバイナ,メキシコではガブリエル・ガルシア・マルケスと面会し,それぞれ本研究課題についてインタビューを行った。 資料収集については,近年刊行された図書を中心に購入を進めたが,予算の制約があったため不首尾に終わった。この点は来年度以降,勤務大学お研究費などを利用して補完する必要があると思われる。
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