2007 Fiscal Year Annual Research Report
CGおよびVR技術応用による児童犯罪の危機回避シミュレーションシステムの開発
Project/Area Number |
19653101
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Research Institution | Hiroshima City University |
Principal Investigator |
中嶋 健明 Hiroshima City University, 芸術学部, 教授 (90275420)
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Keywords | 3D / CG / VR / シミュレーション / インタラクティブ |
Research Abstract |
地域安全マップ作りを通して、未就学児や小学生などの幼児に、安全に対する認識の重要性を知ってもらい、一方もし不幸にして犯罪に遭遇してしまった際、どのようにその状況から逃れられるかを、ゲームをするような感覚で体感するシミュレーションシステムの開発を行い、幼児犯罪から子供たちを守ることを目的に研究を行っている。研究代表の子供の通っている小学校の校長、副校長、また児童の安全をサポートするPTAを初めとする様々な組織の代表者などと、何度と無く綿密に意見交換を行った。当初パソコンをメインのツールとして、CGを用いたVR環境を子供に提供しようと考えていたが、もっと親しみやすいツール、仮想の映像ではなく実態のあるもの(具体的にはおもちゃ等)が必要だとの意見が多かった。そこで、子供たちが嬉々として遊ぶようにと言う願いを込めて鉄道模型のレイアウトをツールの中心として、様々なシミュレーションを行うことを提案したところ大人たちにも子供たちにも非常に受けが良かった。そこで、19年度は様々な過去の事件現場や、事件の起こる可能性の高いシチュエーション何点か選び、その設定を盛り込んだミニチュアのレイアウトを制作し、カメラを搭載した電車を主人公(被体験者)に見立てて、動き回ることで、夫々のシチュエーションと遭遇してしまうと言ったVR環境を整えた。
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