Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋ヶ谷 佳正 岡山大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (50252945)
宮崎 宏志 岡山大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (30294391)
山田 剛史 岡山大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (10334252)
新 茂之 同志社大学, 文学部, 准教授 (80343648)
|
Research Abstract |
東京都のA区が取り組み始めた人格の完成を目指した品性・品格教育を研究者で支援するのが,本研究の目的である。 本年度は,研究指定校が取り組みを終え,学区の全小中学校で準備期間としての取り組みを始めた年である。この研究では,児童・生徒の規範意識とweU-beingの関係について調査によって数値的な規範意識の変化を示すことを一つの目的にしている。今までにA区が取り組みを始める前の段階で1回,1年後に1回アンケートを実施した。そして2年度に当たる本年に3回目の調査を実施している。このデータを来年はまとめることになるが,本年までの結果は,教育委員会に報告した。 その他,アメリカでCharacter Educationを広める先駆的な役割を果たしたボストン大学の人格教育と倫理センターの先生をお招きし,A学区の取り組みについて,コメントを頂く取り組みもしている。平成21年1月に前センター長,前々センター長をお招きし,A区の学校を訪問し,コメントを頂いた。その結果,日本が従来取り組んできた,掃除や係の仕事,生き物を飼うこと,花を育てる・ことなど,そしてこの学区が取り組む「日本語」教育は,重要なCharacter Educationであるとのコメントを頂いた。さらに,教師の専門性を高めると,授業プランとカリキュラムを洗練させることが可能になること,保護者との連携,保護者の教育の機会を増やすために,図書を充実させればよいとのコメントを頂いた。 来年度は,これらの報告書をまとめるとともに,地域の保護者への講演会で成果を報告する。
|