2008 Fiscal Year Annual Research Report
亜熱帯島嶼地域における環境配慮型の生活文化の伝承と創造に関するデジタル教材開発
Project/Area Number |
19653111
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
國吉 真哉 University of the Ryukyus, 教育学部, 准教授 (00332908)
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Keywords | 教材開発 / 生活文化 / デジタル教材開発 / 亜熱帯島嶼地域 |
Research Abstract |
本研究は、沖縄県を中心とした亜熱帯島嶼地域における環境配慮型の生活文化について、動画を用いたデジタル教材を開発し、高等学校家庭科の「生活文化の伝承と創造」に対応した授業研究を行うことを目的とするものである。そのため、研究2年目となる本年度では下記のことを研究成果として明らかにした。 1.自然環境に配慮した暮らしの知恵(工夫)に関するデジタル画像としてのデータベース化自然環境に配慮した伝統的住宅の一つである国指定重要文化財の中村家住宅(沖縄県北中城村)において、季節格差、日格差、気象などに配慮した暮らしの知恵をデジタル画像(動画及び静止画)で撮影し、そのデータベースを作成した。 調査時期については、春分の日、夏至の日、秋分の日、冬至の日を基本調査日としながらも、その前後の日で所有者の協力の得られた日程で実施した。観察時間は、午前9時30分から午後5時30分の時間帯において実施した。尚、当初の研究計画では終日の動画撮影を予定していたが、観光客等に終日観覧を行っている施設であり、所有者の要望を受けて、30分間隔で5分間の動画および静止画の撮影を行った。 また、夏至の日については天候不良で十分な調査結果を得ることができなかったため、次年度に再調査が必要となった。 2.デジタル教材の開発 高等学校家庭科の学習指導要領に基づき、住生活の視点からデジタル教材開発を行ったが、上記の理由により、次年度の再調査データを加えた教材開発の一部再考が必要である。
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