2007 Fiscal Year Annual Research Report
組織標本上での遣伝子特定部位のメチル化シトシンin situ検出法の開発
Project/Area Number |
19659086
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
北澤 荘平 Kobe University, 大学院・医学系研究科, 准教授 (90186239)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北澤 理子 神戸大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (00273780)
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Keywords | 組織標本 / メチル化シトシン / 遺伝子プロモータ / in situ hybridization |
Research Abstract |
種々の遺伝子の転写調節領域に存在するCpG-islandのメチル化は、遺伝子発現を抑制することが知られているが、私どもは、非CpG-islandのシトシンメチル化も転写制御に重要な役割をはたすことを報告してきた。神経成長因子(NGF)の高親和性受容体TrkA遺伝子に関して、非CpG-islandに位置するAP-1類似配列(TGAGCGA)はC-Jun蛋白との結合により転写を抑制する。膵癌・大腸癌病理組織の検討により、同部位のメチル化によりTrkA遺伝子転写が促進される機構を解析した。Desmoid腫瘍の検討から、骨形成因子(BMP)シグナルが偽受容体BAMBIにより遮断され、骨形成が抑制される機構を示した。組織標本を用いた解析で、hypermethylationの検出にとどまらず、遺伝子の特定部位のメチル化を病変部位や細胞集団に限局して解析するには、標本上で特殊なプローブを用いてin situで検出する方法が必要となる。 本年度は、膀胱癌、前立腺癌の病理組織標本を用いたBAMBI遺伝子のCpGメチル化の解析や、長期透析の副甲状腺過形成におけるP16発現・メチル化について、従来よりの手法で、小領域を切り出した微小検体をビーズに包埋してSodium Bisulfite処理を付加する方法で解析を行った。その際に病理組織標本上で検索対象とすべき病変の大きさ、検体量についての知見を集積した。さらに、メチル化オリゴヌクレオチドに対する抗体を作成する際の抗原となりうる候補分子について、取り得る立体構造についての検討を行った。 以上の研究成果の一部は、日本病理学会総会、日本癌学会総会にて発表する予定である。
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