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2008 Fiscal Year Annual Research Report

ヒト免疫系再構築マウスにおける乳癌膜表面抗原に対する完全ヒト型抗体作成の試み

Research Project

Project/Area Number 19659330
Research InstitutionTokai University

Principal Investigator

齊藤 雄紀  Tokai University, 医学部, 講師 (80349365)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 亀谷 美恵  東海大学, 医学部, 講師 (50338787)
Keywordsヒト免疫再構築マウス / 乳癌表面抗原 / HER3 (erbB3) / ヒト型抗体
Research Abstract

(1)Her-3発現が報告されている乳癌細胞株AU-565およびBT-474を入手し、フローサイトメトリーでHer-3発現を確認したところ、AU-565では発現を認めたが、BT-474ではHer-3発現を認めなかった。
(2)AU-575をin vitro培養の後、MMC処理して10^6ずつ造血幹細胞移植後9週のヒト免疫系再構築が確認されたマウス(CB-NOGマウス)10匹に投与、免疫を行った。マウス2匹は抗体価の測定は不能であった。測定可能なマウス2匹を合わせてKarpas707HとPEG法により細胞融合を行い、これらを96well plate上で培養した。78個のハイブリドーマが観察された。これらに対してAU-575細胞を用いたFACSによるscreeningを行ったが陽性ハイブリドーマの検出は認めなかった。
(3)そこで、Her-3のタンパク質の一時構造から推測されるアミノ酸配列で、抗原性が高いと予想されるN:20-34,N167-183,N479-492を選択し、これらの抗原とKLHをconjugateしてpeptide-KLHを作製した。CB-NOGマウスにこれらのペプチド(100ug/head)を別々に、あるいは3種を同時に同一マウスにFCAを初回免疫,FIAを追加免疫のアジュバントとして2週間ごとに免疫を行い、抗体価をELISAサンドイッチ法にて測定した。その結果、ペプチドに対する抗体価は3種同時に5回免疫したマウスにおいて、数ng/mlレベルまで上昇を認めた。しかしこれは非常に低レベルでありこれらについてハイブリドーマを作製するに至らなかった。
現在も新たなマウスに免疫を施行中である。

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Published: 2010-06-10   Modified: 2016-04-21  

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