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2007 Fiscal Year Annual Research Report

ラットにおける侵害受容モニターの開発

Research Project

Project/Area Number 19659397
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

真下 節  Osaka University, 医学系研究科, 教授 (60157188)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 萩平 哲  大阪大学, 医学部附属病院, 講師 (90243229)
中江 文  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (60379170)
Keywords神経因性疼痛 / 脳波 / パワースペクトル解析 / ホルマリンテスト
Research Abstract

今回の研究の目的は動物の疼痛モデルにおいてその評価に客観性を持たせるための侵害刺激モニターの開発を行うことにある。
そのために、まず我々は、ラットにおいて頭部にマウンテンスクリューを設置し、脳波を測定する系の確立を行った。脳波を測定すること自体は容易であったが、そのスクリューが脱落しやすく、実験計画に記載したような疼痛モデルにおいて評価を行う術後2週から4週ではほぼ全例脱落してしまい、エリザベスカラーを使用すると、今度はストレスによる行動変化がみられるなど困難を極めた。スクリューを銅線に変更したり、スクリューより銅線を用いて耳道へ誘導したりと様々な工夫を凝らしているが4週間その電極を持たせるには至っていない。
一方、侵害刺激と脳波変化の関係を捉えるためにホルマリンテストを行いその変化の解析を行った。セボフルレン麻酔によるスローインダクションで維持濃度を一定にし脳波の測定が安定したところでホルマリンを右後肢に局注し、その後の脳波変化が安定したところでvon Frey Filamentの15gで刺激を行った。すると、対側では見られなかった脳波変化がホルマリンを打った側での刺激でとらえられた。しかし、まだ個体数が少なく具体的な数値化に至っていない。さらに、個体数を増やし安定した結果を得られたところでの論文発表を予定している。これまでの結果は来春4月の神経麻酔・集中治療研究会で発表予定である。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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