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2007 Fiscal Year Annual Research Report

アトピー眼症におけるビタミンD3およびTSLP分子の機能解析

Research Project

Project/Area Number 19659454
Research InstitutionKyoto Prefectural University of Medicine

Principal Investigator

木下 茂  Kyoto Prefectural University of Medicine, 医学研究科, 教授 (30116024)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松田 彰  京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (00312348)
Keywords炎症 / アレルギー / 角膜 / ビタミン / サイトカ
Research Abstract

ヒト角結膜上皮細胞を2重鎖RNA分子またはIL-4・TNFα分子で刺激するとTSLP遺伝子の発現が誘導されることを発見した。またELISA法によりタンパクレベルでのTSLP発現も同様の刺激条件の下、確認した。皮膚角化上皮細胞と異なり、角膜上皮細胞単独では活性化ビタミンD3刺激によるTSLP遺伝子の発現は誘導されなかった。現在レチノイン酸を同時に投与し、核内レセプターシグナルの活性化状態とあわせて検討を進めている。また100症例ずつのアトピー眼合併症患者群、健常対照群から採取した末梢血由来DNAを用いて、TSLP遺伝子多型の解析をすすめているが、現在のところ有意差をもつ一塩基多型は検出されておらず、現在鋭意解析を続行している。ヒト末梢血由来のマクロファージを採取し、ビタミンD受容体の発現をRT-PCR法で確認した。現在TLR2/TLR1刺激を加えた際のビタミンD受容体発現レベルを検討中である。活性型ビタミンD3誘導体(カルシポトリオール)を結膜下に投与し、結膜・眼瞼に炎症が誘発されることを発見した。現在組織学的な解析を進めており、カルシポトリオールによる結膜炎が、アレルギー性のものか否か好酸球の浸潤を指標に検討中である。英国人のTSLPの一塩基多型に関して、現在共同研究者のProf.Julian M Hopkinに依頼してスクリーニングをすすめており、日本人集団サンプルの結果と比較検討している。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 角膜上皮細胞におけるTSLP分子の発現誘導とエンドソーム機能2008

    • Author(s)
      松田 彰
    • Organizer
      第32回角膜カンファランス
    • Place of Presentation
      千葉県浦安市
    • Year and Date
      2008-02-28

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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