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2007 Fiscal Year Annual Research Report

災害地における感染症予防対策の構築

Research Project

Project/Area Number 19659569
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

工藤 綾子  Juntendo University, 医療看護学部, 准教授 (20258974)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 稲冨 恵子  順天堂大学, 医療看護学部, 教授 (10053141)
Keywords災害 / 集団避難生活 / 感染症マニュアル
Research Abstract

本研究は、「災害地における感染症予防対策の構築」をテーマに、避難生活を経験した人々に対し、避難期間中の生活を衣食住の観点から問題点を分析し、感染症罹患の要因を明らかにするとともに、その予防マニュアルを作成することを目的としている。
〈平成19年度研究成果〉1.行政ならびに避難生活を経験した人々へのアンケート調査を実施するために、被災地の現状把握と情報収集を目的に現地に入り、ボランティア・インタビューを実施した。その結果、阪神・淡路大震災を経験した人々、中越沖地震の被災地である柏崎市の人々、長崎県普賢岳の噴火によって被害を受けた人々へのインタビューを通し、集団避難生活の現状を把握することができた。集団避難生活では、プライバシーの問題とともにストレスの増大、それに伴う身体的不調などを訴える人々が多く存在していた。また、1995年の阪神淡路大震災時の集団避難生活の問題をいかし、新潟中越沖地震の際には、早期に仮設住宅への入居が実施された。早期の仮設住宅への移行は、被災者にとって普段の生活を取り戻すチャンスであり、このことが被災者のストレス緩和や感染症予防に影響を与えていると考えられた。2.1から得られた情報をもとに、2000年2月、災害時の感染症対策に対する意識を明らかにするために、行政に対する全国規模の調査を実施した。対象は全国の県庁・市役所の災害防災課担当者への郵送法調査である。現在、443箇所の市役所・県庁から回答が返送されている。
今後は石川県能登半島地震の被災者、三宅島の噴火に伴う集団避難生活した人々への情報収集とアンケート調査を実施し、集団避難生活中の感染症予防のためのマニュアルを作成する。

URL: 

Published: 2010-02-03   Modified: 2016-04-21  

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