2009 Fiscal Year Self-evaluation Report
Effects of sleep deprivation on baroreflexes.
Project/Area Number |
19687016
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
生理人類学
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Research Institution | Ryotokuji University |
Principal Investigator |
横井 麻理 Ryotokuji University, 健康科学部, 助教 (30338305)
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Project Period (FY) |
2008 – 2010
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Keywords | 人間生活環境 / 循環器・高血圧 / ストレス / 労働環境 / 日内リズム |
Research Abstract |
近代の工業化・国際化社会において夜間勤務労働に従事する労働者は多い。彼らは生理機能の日内リズムが乱れ、様々な健康障害に悩まされており、心血管系疾患のリスクが増大することが報告されている。 一方、近年、慢性閉塞性肺疾患(COPD)者数の増大が懸念されている。COPD患者は常に低酸素環境に曝された状態である。COPDは症状が緩やかに進行するため、患者自身も周辺者も疾患に気付くことが少ない。そのため、未受診のCOPD患者が、健常者と同じ労作、夜間勤務などにも従事している。また、夜間の間欠的な低酸素暴露により、圧反射感受性の日内変動が変化することも報告されている。 そこで本研究では、夜間の心血管機能、特に圧反射感受性に注目して、日内変動を調査・比較検討することを目的とした。また、COPD患者が精神作業に従事したことを想定し、低酸素下での精神タスクに対する心血管機能の反応を測定することを目的とした。具体的な研究計画は次のとおりである。 (1) 精神タスク中の血圧調節を、圧反射感受性および自律神経活動から評価し、日中の心血管動態を比較・検討する (2) 精神タスク中の血圧調節に影響する低酸素暴露の効果を、日中の心血管動態から評価・検討する。 (3) 精神タスクに対する血圧調節反応が、日中と夜間で異なるのかどうかを評価し、比較検討する。 (4) 夜間の血圧調節反応に影響する低酸素暴露の効果を評価し、比較検討する。
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Research Products
(8 results)