2008 Fiscal Year Annual Research Report
国際問題関連ドキュメント群を対象とした高度知識発見・情報分析システムの実現
Project/Area Number |
19700099
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
佐々木 史織 Keio University, 大学院・政策・メディア研究科, 助教 (90383934)
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Keywords | 情報システム / 可視化 / ディレクトリ・情報検索 / データベース / 国際関係論 / 意味的連想検索 / 時空間的分析 |
Research Abstract |
本研究では本年度, 広域ネットワーク上に日々公開される国際問題に開するドキュメンテーから意味的なメタデータと時間的・空間的情報を自動的に抽出し, 高度な知識発見を可能とする高度情報分析システムを実現するため, 以下の機能を設計, 実現した. (1)H19年度までに開発した(a)複数情報源から関連ドキュメントを収集する機能, (b)対象ドキュメント群から意味的なメタデータを抽出する機能, (c)収集した対象ドキュメント群を自動的にメタデータ抽出機能(b)に渡す機能を連結し, これらと国際問題に関する時間的・空間的情報データベースとの統合を行うグローバル・アナライザーの設計, 実現を行った. ((1)の連結により得られた情報から新たな知識を発見する分析システムを設計, 実現した. これらの機能により, 国際問題に関するドキュメントデータについて意味的な分析編と共に時間的・空間的情報の分析が可能となった. (3)(2)から得られた分析結果を時系列およびイシュー別・地域別に表示するヴィジュアリゼーション機能を設計, 実現した.この機能により, ドキュメント群の意味的・時間的・空間的な分析結果を利用者に分かりやすく視覚的に表示することが可能となった. (4)利用者が検索条件を入力するユーザ・インタフェースの設計, 実現を行った. 以上の機能群の構築と統合により, 国際問題に関する高度知識発見・情報分析システムの総合的な実験システムを実現し, これら研究成果を国内外の学会において発表した。利用者は本システムに検索条件の入力および問題領域に関するキーワードを入力するだけで, 国際問題に関するドキュメント群を多角的・動的に検索し, ドキュメント内容・コンテキストの時系列的変化や地域別差異に関する分析, 問題領域別・情報源別・地域別に表示された分析結果を自動的かつ定量的に獲得することが可能となった.
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Research Products
(11 results)