2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19700479
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Research Institution | Kumamoto National College of Technology |
Principal Investigator |
嶋田 泰幸 Kumamoto National College of Technology, 熊本電波工業高等専門学校, 准教授 (10321522)
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Keywords | 情報システム / 医療・福祉 / 献立立案・提供 |
Research Abstract |
本年度は, 大まかに2つのテーマについて研究を進めた. まず, 昨年度から進めてきた食材情報, および調理方法、調理時間、調理の難易度などの情報の充実とデータベース化である. 昨年度はバランスの良い食事を主体として情報を収集しデータベース化したが, 本年度は, より手軽なもの, 外食産業で提供されている比較的摂取しやすいレシピを取捨選択し, データベース化した. 外食産業が発展している昨今, 本システムの支援対象者がこれらのサービスを利用し, 生活することは十分に考えられることである. このような生活様式に対応すべく, 情報の充実を図った. これによりシステム利用者が実際に食した料理をシステムに登録することで, 日々の栄養状態をより正確に把握することができ, 延いては利用者個人に適応したバランスの良い献立が立案できると考えられる. 2つ目のテーマとして, 本システム利用者の負荷軽減のためのシステム開発を行った。家庭内にある食材の種類, および量は調理をする度に変化している. 本システムでは, 献立を立案する際に家庭内の食材情報も利用しているため, 日々変化する家庭内の食材情報をシステムに反映する必要がある. この情報更新作業を自動的に行うため, RFIDを用いた食材管理方法を構築し, その効果について検討した. 受動型RFIDを各食材に貼付し, キッチンに於ける食材の移動を管理するシステムを構築した. これにより, 食材使用履歴の自動更新が可能となり, データベースシステムへの反映も可能となった. これに並行し, 情報端末のユーザインタフェースを改良した. 情報端末として携帯電話を想定し, 携帯電話用のアプリケーションを開発した. まず, PC上にシミュレータを構築し, シミュレータ上で動作するアプリケーションを開発した. そのため, 現段階では実際の携帯電話上では動作せず, 今後の課題である.
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