2007 Fiscal Year Annual Research Report
学校体育におけるバレーボール指導の視覚的資料の開発に関する研究
Project/Area Number |
19700487
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
高橋 宏文 Tokyo Gakugei University, 教育学部, 准教授 (20281363)
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Keywords | バレーボール / 運動指導 / プレー行動 |
Research Abstract |
本研究の目的は、学校体育におけるバレーボールの指導のための視覚的資料の開発を試みることである。本研究で開発を試みる視覚的資料は、生徒が学習時にコンピューターにより使用できるマルチメディア資料ことから、学習者のイメージ想起やコツの獲得に大いに役立つことが期待されるものである。そのため、初年度はプレ調査として、学校体育でのバレーボールゲームに表出してくるプレー現象を把握する作業を行った。この調査では学校体育で行われるバレーボールのゲームをデジタルビデオカメラで撮影し、ゲームの様相やそこでのプレーについて分析を行った。また、この調査の対象となる学校区分は高等学校、大学とした。撮影はできる限り多く行い、基礎資料を多く収集することに努めた。さらに、撮影時には、アンケートを実施し、技術やプレーに関する課題等を把握する事や、その授業でどのような指導が行われていたか調査し、この情報を併せて研究における実態把握の分析を行った。 次に、上記の調査からコンテンツの開発、作成を開始した。本研究の目的にある視覚的資料とは、技術の要点や効果的なゲーム行動などについて多様な視点から作成した映像や画像をコンテンツとしてフローチャート化し、生徒に学習の際にプレー行動の要点の理解やそのイメージ化を助けるものである。そのため、バレーボールにおける各技術やゲーム中のプレー行動の基礎知識を獲得するための資料作りを開始した。技術の基礎的な動き方、ゲームにおけるプレー行動について撮影を行い、研究室の大学院生に協力してもらいビデオの分析、映像の編集、加工を行った。これらの工程を繰り返しながら、チャート形式で視覚的資料をまとめ、一つの資料としてまとめた。
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