学校体育におけるバレーボール指導のための視覚的資料の開発に関する研究

2008 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 19700487
• Research Institution: Tokyo Gakugei University
• Principal Investigator: 高橋 宏文 Tokyo Gakugei University, 教育学部, 准教授 (20281363)
• Keywords: バレーボール / 運動指導 / プレー行動

Research Abstract

本研究の目的は、学校体育におけるバレーボールの指導のための視覚的資料の開発を試みることである。本研究で開発を試みる視覚的資料は、生徒が実技学習時にコンピューターにより使用できるマルチメディア資料から、動きやプレーのイメージ想起やコツの獲得に大いに役立つことが期待されるものである。初年度はプレ調査として、学校体育でのバレーボールゲームに表出してくるプレー現象の実態把握の分析を行った。そして2年目は次に、前述の調査から視覚的資料、調査表の作成を行った。その後、試行期間に、コンテンツの映像をより良いものにしていくために、再度撮影が必要な映像については画角等の工夫を重ねて再度撮影し、教材として用いる視覚的資料のリニューアルを図った。
20年度の本実験では、大学のバレーボールの授業で、体育館にて作成した映像教材をPCを用いて視ることができる環境を作り授業を展開した。さらに、大学の学生支援システムを使いネット上で同様の教材が閲覧できるようにし利用させた。また、授業展開の中で各位技術やゲームの様相について撮影し、学習の事前・事後の状態を把握した。そして、学習の最後には、作成した教材の効果についてアンケートを実施し、視覚的資料の効果の検証を行った。