2008 Fiscal Year Annual Research Report
テニスの電子スコアブックを用いた新しいパフォーマンス評価法の開発
Project/Area Number |
19700501
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Research Institution | National Institute of Fitness and Sports in Kanoya |
Principal Investigator |
高橋 仁大 National Institute of Fitness and Sports in Kanoya, 体育学部, 講師 (50295284)
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Keywords | アニス / performance analysis / ゲーム分析 / システム開発 / 評価 / スコアブック / コンピュータ / 情報処理 |
Research Abstract |
本年度は, 昨年度の研究成果で明らかとなったオーマン評価指標を出力するためのプログラム開発ならびに機能の追加を行った. 2005-2006年度の科学研究費の助成により, データ入力に関するプログラムは開発済みであるが, 結果の出力に関ずるプログラムはその内容を検討している段階であり, この点を含めて本年度の研究の内容とした.具体的なパフォーマンス評価指標としては, これまでの研究成果から, (1)従来のゲーム分析指標 (2)ショット時間, ポイント時間, ポイント間の時間などプレー中の時間的要素 (3)スコアとそのポイントでのプレー内容 などを用いた. なおパフォーマンス評価指標を算出するために入力データの追加が必要となったため, 入力プログラムの修正も行った. プログラム開発にあたっては, スコアフックの入力プログラムの開発を行つた業者に依頼し, これまでのプログラムめバグ修正も含めて開発を実施した. 本年度の研究の結果, パフォーマンス評価指標のうち, (1)と(2)の一部, ならびに最終ショットの出現頻度に関する結果の出力を行うプログラムの開発を行うことができた. このプログラム開発により, スコアブックを用いて試合修了後即座にパフォーマンスの結果を出力することが可能となった. 出力されたパフォーマンス結果を用いたパフォーマンスの評価については, 評価の基準を設定するための研究成果を論文, 学会等で発表した. 一方, パフォーマンス評価を行う際にはプレーヤーならびにコーチへのフィードバックの効果を明らかにする必要があるという0'Donoghue(2004)の指摘など, このスコアブックを用いた実際のコーチング現場への応用とその評価については, 今後の課題とした.
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Research Products
(6 results)