2007 Fiscal Year Annual Research Report
ジュニア期の"けんけん跳躍"導入についての有効性を探る
Project/Area Number |
19700518
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Research Institution | Biwako Seikei Sport College |
Principal Investigator |
志賀 充 Biwako Seikei Sport College, スポーツ学部, 講師 (80375469)
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Keywords | ホッピング / 跳躍 / 股関節 |
Research Abstract |
【19年度計画】 "けんけん跳躍"の動作パターンをデータ収集する 本年では被験者を対象に片脚連続跳躍(けんけん跳躍)の身体制御動作をデータ収集し、パターン化をする計画であった。分析方法はバイオメカニクス的な手法にもとづき2次元的に跳躍動作を分析した。この時に運動速度は前方へ(1)速い跳躍、(2)自然跳躍、(3)遅い跳躍と指示し、各運動動作を比較検討した。実験をスムーズに行うために、本年は必要な機材を科研費にて購入することができた(研究用PCなど)。これらの機材を使って現在もデータ収集を行っている。 これまでの結果として以下のことが考えられた。 * 跳躍距離が安定しないこと *遊脚の動作に様々なタイプがある* 腕の動作に個人差が大きい *主観的な速度理解が難しい* 接地時の膝の屈曲が大きい *動作速度によって支持脚の股関節の伸展動作が速くなる これらの結果が示された。 このようにけんけん跳躍の動作は、様々なパターンが存在する。動作速度の規定のみならず、上半身の動作(アームアクション)を規定する必要があることが分かった。また、跳躍が前方移動することで股関節の伸展動作が強調されることが示されたことは、今後、けんけん跳躍をトレーニングとして考える上で重要なキーポイントとなるであろう。
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