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2008 Fiscal Year Annual Research Report

酸素禁制線輝線比に基づく彗星コマ中の二酸化炭素量の推定

Research Project

Project/Area Number 19740106
Research InstitutionNational Astronomical Observatory of Japan

Principal Investigator

古荘 玲子  National Astronomical Observatory of Japan, 天文データセンター, 研究員 (70373040)

Keywords天文学 / 惑星科学
Research Abstract

本年度は以下の研究を行った。
(1) 昨年度研究成果の論文化(執筆)作業
昨年度、解析を行った4彗星のデータについての論文化作業を行った。さらにC/2001Q4(NEAT)のデータに関しては、昨年度行った核近傍でのO(^1D)同士の衝突による遷移を考慮したモデル見直しと、そのモデルを適用するための詳細データ解析の結果についても、論文化作業も行った(いずれも投稿準備中)。
(2) 解析及びC_2輝線による影響を見積もるためのモデル計算、および各分子からの準安定状態酸素の生成比に関するモデル作り
Furusho, et.al.(2006)の手法を1天文単位付近まで太陽に近づいた彗星データにも用いるためには、green lineのC_2輝線からの分離とC_2輝線混入の見積が必要である。この見積をモデル計算により行うためのコード作成に取り組んだ。また、同様の研究成果をもつイタリアのCapria, M. T.らのグループとの議論を行い、今後の共同研究を模索した。特に、彼女らのグループが新しく取得した遠方における彗星の高分散分光観測データに対しFurusho, et.al.(2006)の手法適用によるCO_2/H_2O見積を行うことについて議論した。
さらに、親分子ごとの準安定状態酸素生成率はあまり精度の良いデータが存在しない。そこで、この生成比を計算で求めるための研究にも取り組んだ。

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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