2007 Fiscal Year Annual Research Report
大規模設計問題のための効率的なロバスト最適化設計法の構築
Project/Area Number |
19760097
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
鄭 信圭 Tohoku University, 流体科学研究所, 准教授 (80375120)
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Keywords | ロバスト最適化 / 高精度近似モデル |
Research Abstract |
今年度は、ロバスト最適化を行う際に用いるロバスト性の評価を効率的かつ正確に行う事を可能にするため、近似モデルの精度向上や可視化機能の追加を行った。モデルの精度向上のために、設計問題の設定を行う段階で目的関数と設計変数間の関連度を調べ、それに基づいて形状定義(設計変数の定義)を行う方法を試した。これまでは、設計を行う際、形状表現の用意性に重点を置いて設計変数の定義を行ったが、効果的な最適設計や近似モデルの高精度化を可能にするためには、形状変数と目的関数の感度に基づいた(設計問題)形状定義が重要だということはわかった。設計変数と目的関数間の感度を調べるために、具体的には自己組織化マップ(Self-Organizing Map, SOM)やANOVAを用いデータマニングを行った。まだ、それに加え、定量的な評価のためにリンケージ解析も試している。さらに、その結果をクリギングモデルのパラメタを探索に利用する方法も試している。また、勾配情報を用いて高精度の近似を可能にするコークリギングモデルの作成も行い、その性能確認を行った。コークリギングモデルの作成では、類似関数をガウス関数以外に1次間数やcubic関数を用いることも試した。 可視化は、クリギングモデル上での設計空間探索を簡単にするため、既存のCUIをベースにしたプログラムに、OpenGLやMFCを用いたGUI機能の追加も行っている。これにより、設計空間の可視化や理解が容易になることが期待できる。
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Research Products
(12 results)