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2007 Fiscal Year Annual Research Report

コンクリートの調合と床下地の上面仕上げ作業のしやすさの関係の提示

Research Project

Project/Area Number 19760382
Research InstitutionTokai University

Principal Investigator

横井 健  Tokai University, 工学部, 講師 (00401547)

Keywordsコンクリート / 施工 / 作業のしやすさ / 床下地 / 性能 / 品質 / 調合 / 測定
Research Abstract

従来、建築物施工現場でのコンクリートの受発注は、主に強度と流動性を指定することによりなされている。これは、構造的観点から要求される強度を満たし、かつ柱,梁,壁などに確実に充填することを重要視しているためである。一方、現場打ちコンクリート床下地の施工にも、柱,梁,壁などに用いたコンクリートをそのまま用いることが多い。ここで、床下地の表層部品質には施工の過程で行う上面仕上げ作業の良否が大きく影響するが、高強度,高流動コンクリートなどのなかには比較的上面仕上げ作業がしにくいものが多いため、表層部晶質の劣悪な床下地が多数出現している。
このような問題を未然に防ぐためには、強度,流動性が適切であることに加え、上面仕上げ作業のしやすさも考慮してコンクリートを選定する必要があるが、上面仕上げ作業のしやすさを調合から予測することは、現時点では非常に困難である。したがって、上面仕上げ作業のしやすさも考慮に入れて用いるコンクリートを選定するためには、事前に調合と上面仕上げ作業のしやすさを表す物理量FIの関係を把握しておく必要がある。
このような観点から、本年度は、近年用いられている様々なコンクリートの調合ごとにFIを求め、データベースとして蓄積した。具体的には、実際に用いられている調合の調査結果から強度,流動性の組み合わせごとに最も一般的と思われる75種の調合を試料として選定し、FIを測定した。
来年度は、FIの変化には調合のどのような要因が大きく影響するかを考察し、上面仕上げ作業がしやすく、かつ強度,流動性の観点からも優れたコンクリートを得ることができる調合を模索,提示する予定である。

  • Research Products

    (4 results)

All 2007

All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 2 results) Presentation (2 results)

  • [Journal Article] SL材の不具合の予測方法の枠組みの提示 SL材の不具合からみた コンクリート床下地の表層部品質の評価方法 (その3)2007

    • Author(s)
      横山 裕, 金 兜鎬, 横井 健, 崔 寿〓
    • Journal Title

      日本建築学会構造系論文集 第616号

      Pages: 17-24

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] 張り床,塗り床を対象としたローリングロード試験および熱衝撃試験に基づく検討 コンクリート床下地の施工労力と床の品質および保全労力に関する実験的研究 (その2)2007

    • Author(s)
      横山 裕, 西谷伸介, 松下仁士, 横井 健
    • Journal Title

      日本建築学会構造系論文集 第624号

      Pages: 203-209

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] コンクリート床下地の表層部品質と塗り床の耐久性および保全労力に関する実験的研究 その1 実験概要2007

    • Author(s)
      横山 裕, 松下仁士, 横井 健, 冨田 洸
    • Organizer
      日本建築学会大会
    • Place of Presentation
      福岡
    • Year and Date
      2007-08-29
  • [Presentation] コンクリート床下地の表層部品質と塗り床の耐久性および保全労力に関する実験的研究 その1 実験結果および考察2007

    • Author(s)
      横山 裕, 松下仁士, 横井 健, 冨田 洸
    • Organizer
      日本建築学会大会
    • Place of Presentation
      福岡
    • Year and Date
      2007-08-29

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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