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2009 Fiscal Year Annual Research Report

緑地の持つ多様な機能に着目した包括的緑地環境評価

Research Project

Project/Area Number 19760429
Research InstitutionOita University

Principal Investigator

小林 祐司  Oita University, 大分大学工学部, 准教授 (20305030)

Keywords緑地 / 住宅団地 / パノラマ画像 / 緑視率 / 緑被率 / 多面的機能 / レクリエーション機能
Research Abstract

最終年度は,主に住宅団地における緑地環境評価の調査・分析を中心に研究を実施した。
現地調査は,レクリエーション機能である公園,住宅地内の公園に通ずる街路を中心に,住宅前面緑化率,経路緑視率の指標を作成し,評価を実施した。この指標を作成するに当たり,経路上の住宅前面パノラマ画像の作成や経路上の緑視率を算定するためのメッシュ画像の作成を行った。さらに,住宅の緑被率を併せて評価するために,空中写真を活用し,同様にメッシュ画像から,緑被率の算定を行った。くわえて,このような居住環境下,レクリエーション環境下における緑化の方向性を決める緑地協定などの緑化指針を有している団地におけるこれらの内容の精査を行い,どのような項目が含まれているかにより,住宅前面緑化率,経路緑視率,緑被率がどのように差があるか,さらには,通りによりどれくらいの差異が見られるかも明らかにしている。
また,住宅内道路の緑化手法等についても整理を行い,適用時の方法・課題などを明らかにするとともに,CGシミュレーションによりどのような方法であれば安全性が確保できかっ快適な視環境が確保できるのかも評価実験を通して明らかにしている。
そして,都市全体の緑地変化の現象を把握するために,数年前に実施した方法と同様に,リモートセンシングデータとGISデータを活用し,土地被覆データ,NDVI,社会的環境要因を指標として,主成分分析・クラスター分析を行った結果,ほぼ同様の結果となっている。この結果を,緑地保全方針を示すものとして取り扱うこととした。
以上のように,3カ年にわたり緑の持つ特性から緑地環境評価を行ってきたが,緑の果たす役割は多岐にわたり,都市計画学のみでない,分野横断的な評価も今後重要になってくると考えられる。

  • Research Products

    (3 results)

All 2009

All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 2 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 防災性能などの多面的機能と空間構造による生産系緑地の類型化と特性把握2009

    • Author(s)
      小林祐司, 中川あい, 佐藤誠治
    • Journal Title

      地理情報システム学会講演論文集 18

      Pages: 127-130

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] 緑化を中心とした景観整備からみたトラフィック・カーミング技法の整理と応用に関する基礎的研究2009

    • Author(s)
      李尚根, 小林祐司, 姫野由香, 佐藤誠治
    • Journal Title

      日本建築学会技術報告集 15, No.30

      Pages: 523-528

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 防災および生産的機能と空間構造に着目した生産系緑地の特性把握に関する研究2009

    • Author(s)
      中川あい, 小林祐司, 佐藤誠治
    • Organizer
      日本建築学会大会
    • Place of Presentation
      東北学院大学
    • Year and Date
      20090826-20090829

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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