2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19791651
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
鈴木 和代 Kyoto University, 医学研究科, 助教 (70419456)
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Keywords | 30度側臥位 / ポジショニング / 筋電図 |
Research Abstract |
本年度は、健康被験者を対象に筋電図での実験を行う予定であったが、試験的な測定段階に置いて、筋電図上の波形が効果的に測定できなかったため、臨床での事例検討を通して、実験計画の立て直しを行った。 具体的には、病院及び在宅で生活する療養者を対象に、ポジショニング方法の違いがどのような影響を及ぼすのかについて、検討を重ねた。その結果、ポジショニング方法の違いは、特に呼吸筋や顔面の筋肉(特に下顎)の弛緩に強く表れるということが分かった。またそれ以外でも、拘縮の改善や筋緊張の緩和などが観察された。そして、30度側臥位が、人の健康にとっては有益ではなく、リハビリテーションの観点からみると、より良いポジショニングが必要であることが分かった。 このような臨床での観察結果をもとに、30度側臥位の弊害とより良いポジショニングが照明できるような実験を計画中である。具体的には、呼吸筋を中心とした筋電図を測定し、30度側臥位におけるポジショニングの違いと呼吸筋の可動性について調べたいと考えている。他に測定する項目としては心電図、体圧、寝床内気候などである。ここまでの計画を立案した。このような被験者を対象にした実験において基礎的データを収集し、今後臨床研究へ結びつけたいと考えている。
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Research Products
(2 results)