2010 Fiscal Year Annual Research Report
心理教育的手法を用いた精神科看護師教育プログラムの開発
Project/Area Number |
19791773
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
香月 富士日 名古屋市立大学, 看護学部, 准教授 (30361893)
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Keywords | 精神科看護 / 心理教育 / 認知行動療法 / 看護師教育 |
Research Abstract |
平成22年度は、心理教育的手法を用いた精神科看護師教育プログラムを開発するために、昨年度パイロットスタディとして行った対照群を置かない介入研究の成果まとめ、論文発表と海外での学会発表を行った。また、パイロットスタディの結果を受け、引き続き22年度は、無作為化割り付け比較試験を用いて研究を行った。この研究は、1年間では必要対象者数に達しなかったため、現在も継続中である。 昨年度の結果では、精神科看護師が今回のエンパワメントプログラムに参加することで、看護師自身の気分や精神的健康が改善されるだけでなく、患者ケアへも良い影響があることが示唆された。これを受けて、今年度は、研究対象者である精神科看護師を無作為に割り付け介入群と対照群に分け、昨年度より改善したプログラムを用いて介入を行った。プログラムの改善点としては、全3回を全4回に増やしたことがある。また、アサーションや問題解決技法、認知再構成の講義の際には演習を取り入れたこと、さらに宿題を出し、プログラムの間は自宅でも演習ができるようにしたことなどがある。 評価項目は、精神的健康度(K6)、患者への感情態度(NAS : Nurse Attitude Scale),職業性ストレス度(JCQ : Job content Questionnaire)であり、プログラム参加者に対して、第1回目開始前と第4回目終了時、プログラム終了1ヵ月後に施行する。 目標症例数44人(パイロットスタディの結果からα=0.05、β=020として計算)に対して、現在28人が集まっており、23年度も継続中である。
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Research Products
(2 results)