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2007 Fiscal Year Annual Research Report

パーキンソン病におけるプロスタノイドの役割-治療薬としてのNSAIDSの可能性

Research Project

Project/Area Number 19923065
Research InstitutionAsahikawa Medical College

Principal Investigator

山田 武宏  Asahikawa Medical College, 薬剤部, 薬剤師

Keywordsパーキンソン病 / プロスタノイド / NSAIDS
Research Abstract

1)研究目的:パーキンソン病発症におけるプロスタノイドの役割について明らかにし、併せて非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDS)がその治療薬として有用であるか否かについて解明することを目的とする。
2)研究方法:パーキンソン病の病態モデルマウスを作製し、疾病発症過程におけるプロスタノイドの役割について、行動薬理学的、生化学的な方法を用いて検討する。
・パーキンソン病モデルマウスは、マウスに1-methy 1-4-pheny 1-1, 2, 3, 6-tetrahydropyridine(MPTP)を投与することにより作製する。
・使用動物:野生型およびプロスタノイド受容体欠損マウスを用いる。現在8種類知られているプロスタノイド受容体欠損マウスのうち、特にパーキンソン病との関連が示唆されているPGE2の受容体サブタイプであるEP1〜EP4をそれぞれ欠損したマウスを用いる。
・評価項目としては、野生型と各受容体欠損マウスにおける(1)自発運動量の測定、(2)HPLCによる黒質-線条体ドパミン含量の測定、(3)脳内シクロオキシゲナーゼ(COX)蛋白質発現量の解析、等を解析する。次いで、野生型マウスにおけるNSAIDS前投与の効果を検討する。
3)研究成果:まず、野生型マウスにおけるMPTP投与後の行動薬理学的変化について自発運動量を測定することにより評価した。MPTP(30mg/kg)皮下投与後、連日自発運動量を測定し、さらに投与後7日目にマウス脳を部位分けしドパミン他各種カテコラミン含量を定量した。その結果、MPTP投与マウスにおいては、自発運動量の低下および、線条体をはじめとする脳内各部位ドパミン含量の低下が観察された。以上の成果を踏まえ、プロスタノイド受容体欠損マウスとの差を比較することにより、更なる知見が得られると考えられる。

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Published: 2010-01-29   Modified: 2016-04-21  

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