2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19GS0101
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
松井 彰彦 東京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (30272165)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川越 敏司 公立はこだて未来大学, システム情報科学部・複雑系科学科, 准教授 (80272277)
福島 智 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (50285079)
両角 良子 富山大学, 経済学部, 准教授 (50432117)
森 壮也 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 新領域研究センター, 主任研究員 (20450463)
田中 恵美子 東京家政大学, 人文学部・教育福祉学科, 講師 (10506736)
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Keywords | ゲーム理論 / ディスアビリティ / インペアメント / 障害者政策 / 社会的障害 |
Research Abstract |
障害者施策・運動の及ぼす社会・経済的影響、障害者施策と諸制度に係る比較制度分析、法・社会・歴史と社会的障害との連関の3つを共通テーマとし、制度分析、事例・実験分析、計量分析、歴史分析、理論分析の5つの研究グループを有機的に連関させながら研究を進めた。 各グループは調査をベースにした研究を行った。その一部は、「障害と開発の実証分析」(森壮也・山形辰史著)に結実し、論文"Economics, Game Theory and Disability Studies : Toward a Fertile Dialogue"(Toshiji Kawagoe and Akihiko Matsui著)をおさめた"Inclusive Communities : A Reader"が刊行された。 統計調査チームは、2月に「経済と傷病に関する調査」(卵巣がん体験者調査:全12頁)・(医療機関調査:全4頁)の結果概要の調査報告書をまとめ、3月には、「障害者の日常・経済活動調査(団体調査)」全274頁を作成した。また、事例・実験分析チームは、東日本大震災における、社会的障害に関する実態調査の一環として、福島県の高校生の学力を客観的に測り、併せて学力向上のための支援を行った。支援は東京大学の学生を中心とし、ジュニア・メンターのような形で大学での勉強の楽しさやコツを伝え、経済実験も併せて行った。アンケート調査等と組み合わせ、どのような学生にどのような支援が効果的かを計測し、今後の支援に活かすことのできる研究を行った。 本年度は、5年間「障害と経済」をテーマに活動してきた本プロジェクト最終年度にあたり、3月17日にREAD公開コンファレンス「障害と経済」を開催し、5年間の軌跡、研究の一端を紹介した。また、5年間のプロジェクトの成果および活動をまとめた、「障害と経済の研究」報告書(全31頁)を作成し配布した。 なお、研究を遂行するために、長瀬修特任准教授、倉本智明特任講師の他、特任研究員として、川島聡、臼井久実子、瀬山紀子、河村真千子、坂原樹麗、佐藤崇、山森哲雄、栗原房江、加納和子を雇用した。
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Research Products
(41 results)
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[Book] 障害者の日常・経済活動調査(団体調査)2012
Author(s)
松井彰彦, 両角良子, 金子能宏, 加納和子, 河村真千子, 澤田康幸, 田中恵美子, 長江亮, 長瀬修, 森壮也
Total Pages
274
Publisher
Economy and Disability Press(団体調査)
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