2009 Fiscal Year Self-evaluation Report
Establishing Library Catalogue Studies and Reviving Japanese Classical Studies-Restoration of the Royal and Noble Library Holdings and Investigation of Traditional Intellectual Systems
Project/Area Number |
19GS0102
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Research Category |
Grant-in-Aid for Creative Scientific Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
TAJIMA Isao The University of Tokyo (80292796)
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Project Period (FY) |
2007 – 2011
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Keywords | 日本目録学 / 日本古典学 / 禁裏文庫 / 公家文庫 / 伝統的知識体系 |
Research Abstract |
本研究課題は、日本古典学を再生するための新学問領域としての日本独自の目録学を構築し、古典学の研究基盤を整え、天皇家ゆかりの文庫や主要公家文庫収蔵史料を蔵書群ごとデジタル化して集積し、蔵書目録等を利用して、文庫の旧蔵形態を共時的に復原すると共に、蔵書群の変遷や古代・中世以来の公家社会が伝え育んできた伝統的な知識体系の構造・具体相を通時的に解明することを目的とする。具体的には以下の内容を行う。 (1)天皇家ゆかりの東山御文庫・伏見宮家及び九条家・柳原家・壬生家本等主要公家文庫収蔵史料や正倉院所蔵東南院文書のデジタル画像を作成し、東京大学史料編纂所の大型画像サーバに約100万件を集積する。 (2)東山御文庫本と伏見宮家本約35万件の各デジタル画像の内容目録を作成する。上記(1)と(2)とにより、デジタル画像目録システムを構築し、古典学の研究基盤を整える。 (3)「木簡人名データベース」の構築を始めとする『日本古代人名辞典』1~7(吉川弘文館)の増補改訂等、日本古典研究進展の為の研究補助ツールを充実させる研究を行う。 (4)禁裏・公家文庫の蔵書目録、文庫史、文庫収蔵典籍・文書の個別研究を進展させると共に、研究成果を研究者に還元する為に研究報告書を刊行し古典学の魅力を一般市民に伝え広める為の市民向け学術講演会を行う。
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Research Products
(6 results)