2022 Fiscal Year Annual Research Report
Literacy in a post-truth age
Project/Area Number |
19H00518
|
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
久木田 水生 名古屋大学, 情報学研究科, 准教授 (10648869)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大澤 博隆 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (10589641)
藤原 広臨 京都大学, 医学研究科, 講師 (10599608)
林 秀弥 名古屋大学, アジア共創教育研究機構(法学), 教授 (30364037)
平 和博 桜美林大学, リベラルアーツ学群, 教授 (30847603)
伊藤 孝行 京都大学, 情報学研究科, 教授 (50333555)
大谷 卓史 吉備国際大学, アニメーション文化学部, 准教授 (50389003)
笹原 和俊 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 准教授 (60415172)
中村 登志哉 名古屋大学, 情報学研究科, 教授 (70382439)
村上 祐子 立教大学, 人工知能科学研究科, 教授 (80435502)
唐沢 穣 名古屋大学, 情報学研究科, 教授 (90261031)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | フェイクニュース / 人工知能 / リテラシー教育 / 情報倫理 |
Outline of Annual Research Achievements |
私たちは本年度ポストトゥルース的状況の技術的要因の探求のために、インターネットや人工知能、メタバースなどの情報技術によるコミュニケーションの変容について研究を行った。特にそういった技術の歴史や社会的影響を多角的な視野から考察・評価する研究を推進した。その成果の一つは人間や社会にとってコミュニケーションが持つ意義を人類学的な観点から考えることに基づいて情報技術の発展の過程をよりよく理解できる基礎を整理したことである。もう一つは人間にとって技術が持つ意義についての技術哲学的考察から情報技術とその社会的影響について考察したことで、情報技術の将来の発展についての展望と望ましい未来像の構想が可能になったことである。こういった考察とそれに基づいて建てられた理論はその普遍性ゆえに、新型コロナの流行による社会の動揺や、メタバースなどが可能にする新しいコミュニケーション形態の誕生に与える影響、それらに伴って生じる倫理的規範の空隙にも応用できる。もう一つ、本年度、焦点を当てたこととして、人工知能の倫理的問題がある。人工知能は人間とは独立に様々な形で情報を生み出す主体として近年ますます存在感を増している。データやアルゴリズムのバイアスによってもたらされる差別、フェイクの生成、ビッグテックによる個人データの濫用、人間の自律性の侵害などの問題を生じさせるとともに、ポストトゥルース的状況をさらに加速させている。私たちは人工知能が人類社会にとって有益であるために、現状の問題についての実証的な研究を遂行すると同時に、法的倫理的な問題をどのように低減・防止・解決するか、人工知能に関する問題をどう教育するかという規範的な問題にも取り組み、その成果を社会に発信してきた。
|
Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(41 results)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Book] Artificial Intelligence, Robots, and Philosophy2023
Author(s)
Morioka, Masahiro ; Inaba, Shin-Ichiro ; Kureha, Makoto ; Zardai, Istvzn Z. ; Kukita, Minao ; Okamoto, Shimpei ; Murakami, Yuko & Muireartaigh, Rossa
Total Pages
158
Publisher
Journal of Philosophy of Life
ISBN
978-4-9908668-9-1
-
-
-
-
-
-