2022 Fiscal Year Annual Research Report
A Comparative Study of Emergence, Curent Status and Future of Indigenous Cultures in Alaska and Northwest Coast Regions of North America
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19H00565
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Research Institution | National Museum of Ethnology |
Principal Investigator |
岸上 伸啓 国立民族学博物館, 学術資源研究開発センター, 教授 (60214772)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
立川 陽仁 三重大学, 人文学部, 教授 (20397508)
手塚 薫 北海学園大学, 人文学部, 教授 (40222145)
近藤 祉秋 神戸大学, 国際文化学研究科, 講師 (80779273)
生田 博子 九州大学, 留学生センター, 准教授 (90783829)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 先住民 / 北アメリカ北西海岸地域 / アラスカ / 社会・文化変化 / 宗教 / 生業 / 物質文化 / アイデンティティ |
Outline of Annual Research Achievements |
令和4年度は、下記の調査研究を実施した。岸上伸啓は、2022年8月にカナダのハイダ・グワイとバンクーバーにおいて北西海岸先住民の宗教、アートと社会変化に関する調査を実施した。また、カナダ北西海岸先住民のアートと社会変化に関する展示会の準備を行った。立川陽仁は、2022年9月にカナダのバンクーバー島にて漁撈・採集、及び2018年以後カナダで合法化された大麻産業への先住民参入の試みをはじめ、運送業やサンドブラスト業など、新産業に参入する先住民の試みについて調査を行った。近藤祉秋は、2022年8月にアラスカ山脈周辺の狩猟キャンプにて狩猟ガイド業および高地での生業活動に関する参与観察を行った。この現地調査の結果に基づき、内陸アラスカ先住民社会における混合経済化と生業活動に関する文献研究を実施した。生田博子は2022年9月に米国アラスカ州にて現地調査、ダートマス大学極地研究所、国立アメリカ先住民博物館ほかで資料収集及び研究者との意見交換を行った。また、2023年3月に英国オックスフォード大学とアバディーン大学で資料収集及び研究者との意見交換を行った。手塚薫は、2022年9月に米国にある3つの博物館、アラスカ州立博物館、シェルドン・ジャクソン博物館、トーマス・バーク博物館において海洋交通具を対象とした収蔵資料調査を実施した。 成果発信として、2022年10月開催に一般公開シンポジウム「環北太平洋地域の先住民社会の先史、言語、文化」(国立民族学博物館・ウェブ開催併用)を開催するとともに、岸上伸啓編『環北太平洋沿岸地域の先住民文化に関する研究動向』(国立民族学博物館調査報告156号)を刊行した。また、フォーラム型情報ミュージアム「北米北方先住民関連文化資源データベース」の情報の高度化を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
令和4年度は、コロナウイルス感染症の流行に伴う旅行規制が緩和されたため、これまで中断中であった現地調査を行うことができたことに加え、これまでの研究成果の一部を公開でき、期待通りの成果をあげることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度は、これまでの現地調査を継続するとともに、研究成果のとりまとめや国際シンポジウムや論文・書籍によって成果発信を行う。
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Research Products
(20 results)
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[Book] アイヌ文化史辞典2022
Author(s)
関根達人・菊地勇夫・手塚薫・北原次郎太編
Total Pages
676
Publisher
吉川弘文館
ISBN
978-4642014809
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