2022 Fiscal Year Annual Research Report
Cross-national Survey of Causes and Measures on Early School Leaving
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19H00618
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
園山 大祐 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 教授 (80315308)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小山 晶子 東海大学, 国際学部, 教授 (00645179)
丸山 英樹 上智大学, 総合グローバル学部, 教授 (10353377)
林 寛平 信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (10726376)
二井 紀美子 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (30549902)
島埜内 恵 白鴎大学, 教育学部, 講師 (30805263)
池田 賢市 中央大学, 文学部, 教授 (40222880)
菊地 かおり 筑波大学, 人間系, 助教 (40616843)
有江 ディアナ 公益財団法人世界人権問題研究センター, その他部局等, 専任研究員 (50816527)
見原 礼子 同志社大学, グローバル地域文化学部, 准教授 (70580786)
辻野 けんま 大阪公立大学, 大学院文学研究科, 准教授 (80590364)
本所 恵 金沢大学, 学校教育系, 准教授 (80632835)
布川 あゆみ 東京外国語大学, 世界言語社会教育センター, 准教授 (80799114)
斎藤 里美 東洋大学, 文学部, 教授 (90202077)
中田 麗子 信州大学, 教育学部, 研究員 (40532073)
福田 紗耶香 長崎大学, 多文化社会学部, 助教 (50963253)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 早期離学 / 中途退学 / ヨーロッパ / 進路選択 / セカンドチャンス / フリースクール / オルタナティブ |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、ほぼ3年間コロナ禍による影響があり現地調査ができなかったため、本年度現地調査に専念したが、一部分担者および調査国の事情のため学校現場からの協力が得られないなか、限定的ではあるがオンラインなどを活用したインタビューを実施した。 コロナの影響もあり、政府統計などEU(ヨーロッパ連合)全体においても不登校、長期欠席、国家統一試験の延期あるいは中止、等のデータに課題がみられた。進路選択においてもその影響はあるため、データの分析には慎重を期した。そのようななかでも、早期離学率が順調に減少している国や地域もあれば、増えている事例もあり、各国における要因について調査し、情報収集を実施した。次年度(最終年度)に向けた現地調査および交流セミナーの開催に向けて準備を行った。 たほうで、日本国内の不登校特例校(学びの多様化学校)や、フリースクール、夜間中学校等の訪問調査を実施した。国内に於ける不登校やいじめ、自殺者数などデータ上は悪化傾向が継続されていることとあわせて、国外との比較検討を重ねてきた。 以上のとおり、国内外においてコロナの影響およびこれまでの経済状況を含めた子どもや若者を取り巻く環境についてより丁寧な調査が必要と考えられる。次年度の現地調査と、学会発表等をうけて、最終報告書の作成に向けた準備を予定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナ禍の影響があり、ヨーロッパにおいては社会的な混乱(労働ストライキ、交通機関のストライキ、学校現場における受入の課題)等があり、学校調査は一部の国では実現できなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナの影響が徐々に解消される傾向にあるため、今後、現地調査は改善されると思われる。ウクライナにおける戦争の影響は残るため、依然海外渡航状況は厳しい面も残るが、治安に十分ケアしつつ、最終年度も現地調査の実現に向けて取り組む予定である。
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Research Products
(11 results)