2019 Fiscal Year Comments on the Screening Results
すばる望遠鏡と赤外波面センサー補償光学による巨大ブラックホールの相対論効果の測定
Project/Area Number |
19H00695
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 16:Astronomy and related fields
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Research Institution | Miyagi University of Education |
Principal Investigator |
西山 正吾 宮城教育大学, 教育学部, 准教授 (20377948)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
Lozi Julien 国立天文台, ハワイ観測所, RCUH職員 (20806658)
高橋 真聡 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (30242895)
孝森 洋介 和歌山工業高等専門学校, 総合教育科, 准教授 (30613153)
美濃和 陽典 国立天文台, ハワイ観測所, 准教授 (60450194)
斉田 浩見 大同大学, 教養部, 教授 (80367648)
Guyon Olivier 国立天文台, ハワイ観測所, RCUH職員 (90399288)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Outline of Opinions Expressed in the Review Results |
銀河系中心の巨大ブラックホール近傍を運動する星の軌道を精密観測することで、強い重力場による一般相対論の検証を行うことを目的とする。そのために本研究では、すばる望遠鏡の補償光学装置の改良を提案する。改良により、星の検出感度が4-5倍改善し、相対論効果の検出感度が10倍向上する。研究開始後2年間で装置の改良・導入を進め、相対論効果の測定が可能となる2021年から観測を開始する。 研究代表者のグループが継続的に行ってきた観測と研究を、赤外線波面センサーの導入によって精度を飛躍的に向上させるものである。対象天体が近点に近づく研究期間後半に着実に観測が行われることが望まれる。高分散分光を含む計画は国際的にもユニークであり、本研究によって一般相対論効果の検出が期待される。
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