2019 Fiscal Year Comments on the Screening Results
細胞が材料を組み立てて体を「建築」する仕組みの解明
Project/Area Number |
19H00994
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 44:Biology at cellular to organismal levels, and related fields
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
Kondo Shigeru 大阪大学, 生命機能研究科, 教授 (10252503)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
船山 典子 京都大学, 理学研究科, 准教授 (30276175)
岩根 敦子 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, チームリーダー (30252638)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Outline of Opinions Expressed in the Review Results |
胚の形態は細胞集団の配置で作られるというのが発生学の常識であるが、カイメンと魚類のヒレでは、細胞が剛性の高い素材を組み立てる事により形をつくるという、新しい形態形成機構が存在する。本研究は、この形態形成現象について、材料の産生、移動、固定などの各段階の制御機構を細胞レベルで解明するものである。 形態形成学の分野に、細胞の積み上げではなく剛性の高い材料の組み立てで形を作るという新しい概念を確立する研究である。この方法は、大きく系統の異なる種に共通してみられることから、普遍性を持つ発生原理である可能性があり、この概念が普及すれば、これまでの形態形成の理解に大きな変革をもたらすことが期待される。
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