2022 Fiscal Year Annual Research Report
イオン液体・イオンゲルを用いた生物型ソフトセンサ開発と多感覚モダリティ学習
Project/Area Number |
19H01122
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
細田 耕 大阪大学, 大学院基礎工学研究科, 教授 (10252610)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川節 拓実 大阪大学, 大学院基礎工学研究科, 助教 (70868330)
吉田 一也 山形大学, 大学院理工学研究科, 助教 (20814221)
古川 英光 山形大学, 大学院理工学研究科, 教授 (50282827)
池本 周平 九州工業大学, 大学院生命体工学研究科, 准教授 (00588353)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ソフトセンサ / 生物模倣 / イオンゲル / 多感覚モダリティ学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度の主な研究成果は,複数流路を有するイオンゲルを用いたセンサの性能向上,3次元的な流路を有するイオン流体触覚センサの応答特性調査,イオン流体含有ゲルの高強度化の三点である. 二本の深さが変化する流路にイオンゲルを封入し,2チャンネル分の抵抗値から押下された場所と圧力を推定できる方法について,センサの試作を通して研究を行った.イオンゲルチャネルは,1回路で一つの抵抗値しか計測できないが,構造の工夫によって,チャネルのどの場所が押されたか,また押された圧力も計測できることを示した.チャネルを活用したセンサは,その数を増やすことは難しいが,チャネルの数を増やさず情報処理によって,センサで獲得できる情報を増やせることを示した. 3次元的な構造を持つ流路にイオン流体を封入し,流体のインピーダンスを計測することで,さまざまな外界からの刺激を計測する.イオン流体チャネルは,1回路で一つの抵抗値しか計測できないが,構造の工夫によって,少ないチャネル数で様々な物理特性を計測できることを示した.チャネルを活用したセンサは,その数を増やすことは難しいが,チャネルの数を増やさず情報処理によって,センサで獲得できる情報を増やせることを示した. NDDAゲルとDMAAmゲルのダブルネットワークによってイオンゲルの高強度化を図った.センサとしてイオンゲルを用いる場合,その耐久性が問題になるが,NDDA/DMAAmダブルネットワークゲルは長期使用ができるイオンゲルセンサを作ることができる.NDDAゲルは圧縮力に弱く,単体でセンサとして用いると短期間で使用できなくなる欠点があった.ダブルネットワーク化によって,長期使用に耐えるセンサを作ることができる.
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)