2019 Fiscal Year Annual Research Report
Study on multiple meanings of Ramayana in contemporary Southeast Asian arts
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19H01208
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
福岡 まどか 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (40379318)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平松 秀樹 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 連携准教授 (20808828)
梅田 英春 静岡文化芸術大学, 文化政策学部, 教授 (40316203)
日向 伸介 大阪大学, 言語文化研究科(言語社会専攻、日本語・日本文化専攻), 講師 (60753689)
福岡 正太 国立民族学博物館, 人類基礎理論研究部, 准教授 (70270494)
竹村 嘉晃 国立民族学博物館, 学術資源研究開発センター, 外来研究員 (80517045)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | ラーマーヤナ芸術 / 東南アジア / 現代芸術 / 上演芸術 / メディアアート / 文化的紐帯 / 多元的意味 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度は5月に開催したメンバー間での研究会、メンバーの一部が参加した国際学会での発表の機会があった。また、それぞれのメンバーが各自の調査地あるいは国内での調査を行い、論文、書籍、事典項目の執筆などの形でその成果を公表した。 研究会では、初年度の課題として、各自の調査地の状況について、文献資料調査、また現地調査などを行うことを確認し合った。また代表者と分担者の竹村、福岡は、カンボジア人音楽学研究者サマンサム教授との4人の共同で、国際伝統音楽学会第46回研究大会(バンコクで開催)に参加し、「東南アジアにおけるラーマーヤナ演劇の現代的展開 Contemporary Development of Ramayana Theatre in Southeast Asia」と題するパネルディスカッションを行った。また、各自が文献調査と現地調査を行った。 代表者は、国際学会での発表に加えて、ラーマーヤナに関する文献調査、インドネシアでの現地調査、国内(横浜)での東南アジア現代舞踊とラーマーヤナとの関連についての調査を行った。分担者の竹村は国際学会での発表、シンガポールでの調査を行った。分担者の平松は、タイの現代文化におけるラーマーヤナ表象に関する調査を行った。分担者の日向はタイの文化政策とラーマーヤナ芸術に関する文献調査と現地調査を行った。分担者の福岡は国際学会での発表と文献調査を行った。分担者の梅田はインドネシアのラーマーヤナに関する文献調査、国内出張、影絵に関する書籍出版を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究代表者、分担者のそれぞれは、当初の研究会で相互に確認された予定に基づき、文献調査と現地調査、国際学会でのパネルディスカッションの実施、それらに基づく成果発表などを行い、一年目の研究進捗状況はおおむね順調に進展していると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進方策は、各調査地での調査の継続とともに、共同の調査、また調査地での研究者や上演者との研究会などの開催を目指す。 ただ、状況によってそれが難しいことも予想されるため、論文執筆などを通して、現段階での成果発表も並行して行う予定である。また、英文翻訳、英文校閲なども行い、可能であれば英語での成果発表に向けて準備を行う。
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Research Products
(13 results)