2022 Fiscal Year Annual Research Report
Ancient Representations in the Formation of the Cultural Identity of Modern Nations
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19H01247
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Research Institution | Chubu University |
Principal Investigator |
玉田 敦子 中部大学, 人文学部, 教授 (00434580)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安藤 隆穂 中部大学, 中部高等学術研究所, 客員教授 (00126830)
深貝 保則 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 名誉教授 (00165242)
坂本 貴志 立教大学, 文学部, 教授 (10314783)
畠山 達 明治学院大学, 文学部, 教授 (10600752)
隠岐 さや香 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (60536879)
井関 麻帆 福岡大学, 人文学部, 准教授 (70800986)
三枝 大修 成城大学, 経済学部, 教授 (80707662)
飯田 賢穂 慶應義塾大学, 商学部(日吉), 研究員 (90806663)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 近代古代論争 / アプロプリエーション / フランス文学 / 科学史 / ルソー / 崇高 / 近代 / 近代思想 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は研究代表者の玉田が、リール大学ガブリエル・ラディカ教授の招聘を受け、中部大学海外研究員として1年間、パリに滞在した。現地ではフランス国立図書館における資料調査を行い、18 世紀のヨーロッパにおいて古代ギリシア・ローマの思想や文芸が、近代国家の文化的アイデンティティの基盤として利用された経緯を検討した。 2022年度と2023年度は代表者と分担者が共に成果発表に努めた。特に2023年度は7月にローマ・サピエンツァ大学にて「Antiquity and the Shaping of the Future in the Age of Enlightenment」という本研究課題に極めて近いテーマで国際18世紀学会世界大会が開催され、研究成果を世界に発信する場となった。ローマ大会では、国際18世紀学会からの招聘を受け、筆頭著者を渡辺浩東京大学名誉教授とする基調講演を作成、同学会の選挙にてAssistant secretaryに選出された隠岐さや香が現地にて講演をおこなった。ローマ大会では飯田賢穂が研究報告をおこなったほか、Rousseau et l’Antiquite : Comment faire du neuf avec l’Ancienと題したセッションを開催し、井関麻帆と海外研究協力者のラディカ教授、ソルボンヌ大学セリーヌ・スペクトール教授、ジュネーヴ大学マルタン・リュエフ教授が研究報告をした。 さらに中部高等学術研究所においては安藤隆穂と玉田が2016年から主宰してきた共同研究「人文学の再構築」にて、最終シンポジウムを含む3回の研究会を対面とオンラインのハイブリッド形式にて開催した。この共同研究に関しては、各研究会の内容を編纂し、それぞれ別記のとおり刊行した。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(45 results)