2022 Fiscal Year Annual Research Report
研究者アーカイヴズ解析による戦後歴史学創出過程の基盤的研究
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19H01298
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
後藤 雅知 立教大学, 文学部, 教授 (50302518)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
多和田 雅保 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (10528392)
吉田 伸之 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 名誉教授 (40092374)
荒野 泰典 立教大学, 名誉教授, 名誉教授 (50111571)
木村 直也 立教大学, 文学部, 特定課題研究員 (50192018)
吉田 ゆり子 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (50196888)
塚田 孝 大阪公立大学, 大学院文学研究科, 客員教授 (60126125)
奈須 恵子 立教大学, 文学部, 教授 (80287557)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 歴史学研究者アーカイブズ / 対外関係史 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、前年度に引き続きコロナ禍により活動が制約されたが、以下の調査・研究活動を行なった。 1、啓静文庫の研究史料群の調査については、前半期は感染状況の悪化による中止が続いたが、9月から12月にかけては人数を制限しながら計7回の調査(9月2回、10月2回、11月2回、12月1回。延べ38名参加)を実施した。それにより、史料全体(保存箱207箱分)のうちの約87%(箱数181、史料数21,882点)の目録作成を終えた。1月以降は、中長期的な史料保管に向けた整理を倉庫内で3回にわたり実施した。また、啓静文庫の書籍群については、寄贈先の長野県下伊那郡阿智村清内路・清中プラザにおいて整理作業を地元の方々に委託して継続中である。 一方、長野県上伊那郡箕輪町の山口啓二・永原慶二らの農村調査関連史跡と現地の長岡区有文書調査については、第7次調査を7月下旬に計画したが、感染拡大により中止を余儀なくされた。 2、研究面では、第8回啓静文庫ワークショップ(7月29日)をオンラインで開催し、19名の参加を得た。斎藤阿具(山口啓二祖父)・山口啓二両氏の対外関係史研究に関連して、横山伊徳氏による報告「メイラン『日欧貿易概史』と転換期近世史像」と、木村直也氏によるコメントが行なわれた。報告では18世紀後半の対外関係をめぐる研究史に関する諸論点が提起され、コメント・リプライ、および参加者の質疑をとおして、転換期としての近世中期の対外関係史研究について活発な議論が交わされた。また、史料調査にあわせて行なっている研究報告会は、11月より再開して計3回実施し、3つの研究報告が行なわれた。 なお、上記の調査・研究に関わる成果や進捗状況、その他参加者による諸研究報告などは、毎月刊行しているニューズレター『啓静文庫通信』によって100名を超える関係者に共有されている。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)